ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
グラスゴー 1770は、グラスゴー蒸溜所からリリースされているシングルモルトのスコッチウイスキーのシリーズです。
旧グラスゴー蒸溜所が1770年を創業年とすることから、1770の名称で現在のグラスゴー蒸溜所からリリースされています。
グラスゴーの地にモルトウイスキーを復活させるために、グラスゴーを具現化するようなシングルモルトを製造する目的で情熱を持って造られたウイスキーです。
この記事では、グラスゴー 1770の種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
グラスゴー 1770は、スコットランドのローランド地方のグラスゴー蒸溜所からリリースされるシングルモルトウイスキーです。
旧グラスゴー蒸溜所の長きに渡る閉鎖から、約110年ぶりに復活したウイスキーブランドとなっています。
伝統的な製造方法と、妥協しない蒸溜設備への投資から高品質のシングルモルトをリリースしています。
グラスゴー 1770の概要と製造方法を見ていきましょう。
グラスゴー蒸溜所は、2014年にローランドのグラスゴーに設立された蒸溜所であり、起源は1770年に遡ります。
ダンダスヒルで創業を開始し、1900年代初頭になるまで稼働していたとされるのが旧グラスゴー蒸溜所です。
グラスゴーはかつてウイスキーの製造が盛んな都市でしたが、グレーンウイスキーをメインに製造するストラスクライド蒸溜所を除き、モルトウイスキーを生産する蒸溜所はなくなっていました。
グラスゴーの地にモルトウイスキーの蒸溜所を復活させるべく、かつての偉大な蒸溜所であったグラスゴーの名を受け継ぎ、現在のグラスゴー蒸溜所が誕生しました。
グラスゴーのヒリントンビジネスパークに敷地を借り、約110年ぶりにグラスゴー蒸溜所を復活させます。
リリースしたシングルモルトは旧グラスゴー蒸溜所の誕生年から名づけられた、「グラスゴー 1770」シリーズです。
生産能力を倍増する計画も発表しており、設備の拡大にも積極的な勢いのある蒸溜所となっています。
グラスゴー 1770では、スコットランド産の良質な大麦を使用し、カトリン湖の仕込み水を使用してウイスキーを製造しています。
3種類のポットスチルを導入しており、旧グラスゴー蒸溜所の創業者の名前にちなんで「Annie」、「Mhairi」、「Tara」と名付けられました。
ハンドクラフトでウイスキーを製造するクラフト蒸溜所であり、設備投資に積極的でありながら、伝統的な製法を守り続けています。
グラスゴー蒸溜所の詳細については以下の記事で紹介しています。
グラスゴー 1770の種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://www.glasgowdistillery.com/item/46/Glasgow1770/Glasgow-1770-The-Original.html
グラスゴー 1770 オリジナルは、シリーズの中でもスタンダードボトルにあたるシリーズの原点となるウイスキーです。
トロピカルフルーツのフルーティーな香りに、バタースコッチの香ばしさと、洋ナシやイチジクのような甘みがあります。
インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション(ISC)を中心に数多くのウイスキー品評会で金賞を受賞した実績のあるボトルです。
画像引用:https://www.glasgowdistillery.com/item/124/Glasgow1770/Glasgow-1770-Triple-Distilled.html
グラスゴー 1770 トリプル・ディスティルドは、ポットスチルによる伝統的な3回蒸溜で製造されたシングルモルトウイスキーです。
バニラとチョコレートのような甘い香りと、フルーティーかつナッティなバランスの良い味わいが特徴になります。
バランスの取れた完成度の高い味わいから、スコッチウイスキーマスターズでも金賞を受賞しています。
画像引用:https://www.glasgowdistillery.com/item/103/Glasgow1770/Glasgow-1770-Peated.html
グラスゴー 1770 ピーテッドは、その名の通りピートスモークが特徴的なグラスゴー 1770シリーズのシングルモルトです。
フローラルで華やかな香りに香ばしい煙のニュアンスがあり、濃厚な果実の甘みとスパイシーな味わいが特徴になります。
ライトで飲みやすいことを重視したウイスキーが多いローランドモルトでは珍しい個性のあるウイスキーとなっています。
画像引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000047712.html
グラスゴー 1770 シングルモルト 2019 RELEASEは、日本国内でも過去に販売されたグラスゴー蒸溜所の限定リリースです。
フルーティーでフローラルな華やかな香りと、ダークチョコレートの濃厚な味わいにスパイス感が感じられます。
過去に日本でも販売されていたことから、同銘柄の中でも入手しやすいシングルモルトです。
グラスゴー 1770のおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
グラスゴー 1770はボトルによっては46%という高いアルコール度数であるため、アルコールの刺激が強いことから、ロックにすることで飲みやすくなります。
ストレートと比較すると苦みが出やすくなりますが、同時にフルーティーさも際立つため、バランスの良さが魅力です。
全体的にまとまった味わいになることから、ロックがおすすめの飲み方となっています。
ロックの美味しい作り方とポイントについては以下の記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
グラスゴー 1770を炭酸水で割ると、甘さが控えめになり、すっきりした味わいのハイボールになります。
アルコールの刺激に関しても炭酸水で割ることで弱まるため飲みやすくなり、酸味のある味わいが魅力的です。
ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーはこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方と注意点を解説
グラスゴー 1770は、グラスゴー蒸溜所からリリースされているシングルモルトシリーズですが、日本に流通しているボトルもあるものの、ラインナップは限定されています。
そのため、現在のスタンダードボトルであるオリジナルにこだわらず、流通しているボトルを探すことをおすすめします。
ノンエイジかつアルコール度数が高いことから、ストレートでは飲みにくいと感じる場合もあるため、ロックや加水する飲み方も試してみましょう。