グレンドロナック 12年とは？ 味わいとおすすめの飲み方を紹介

グレンドロナック 12年は、グレンドロナックのフラッグシップボトルであり、シェリー樽で熟成されたハイランド産のシングルモルトウイスキーです。

ウイスキーはシェリー樽で熟成されたウイスキーが美味しいといわれることも多いですが、すべての原酒がシェリー樽で熟成された銘柄を飲んだことがないので飲んでみたいという方もいるかもしれません。

グレンドロナックは12年物にかかわらずシェリー樽熟成にこだわっているため、グレンドロナックやシェリー樽熟成のウイスキーを初めて飲む方にもおすすめのボトルです。

この記事では、グレンドロナック 12年の味わいとおすすめの飲み方を紹介します。

グレンドロナック 12年とは

画像引用：https://item.rakuten.co.jp/yunyuusyu/70021/

概要	内容
容量	700ml
アルコール度数	43％
参考価格	7,000円

グレンドロナック 12年は、ハイランドのグレンドロナック蒸溜所で製造される12年以上熟成された原酒を使用したシングルモルトウイスキーです。

1826年に創業したグレンドロナック蒸溜所は、創業当初からシェリー樽熟成を続けてきた蒸溜所であり、ウイスキー業界における「シェリー樽熟成のエキスパート」とも呼べる存在です。

オロロソシェリー樽、ペドロヒメネスシェリー樽など、同じシェリー樽でもいくつかの種類があり、オロロソは辛口、ペドロヒメネスは極甘口という特徴を持ちます。

グレンドロナックがシェリー樽熟成のエキスパートと呼ばれる理由は、それぞれのシェリー樽の特徴を踏まえた上で、12年はペドロヒメネスとオロロソのシェリー樽をヴァッティングさせることで、バランスの良い味わいを生み出しているからです。

代表的なブレンデッドであるバランタインや、ティーチャーズの原酒にも使用されてきたことから、間接的に飲まれる機会も多いシングルモルトとなっています。

シェリー樽熟成のウイスキーに興味を持っており、入門酒を探している方におすすめのボトルです。

グレンドロナックの種類とシェリー樽について詳しく知りたい方は以下の記事をチェックしてください。

グレンドロナック 12年の味わい

グレンドロナック 12年は、12年以上熟成させた複数のシェリー樽原酒をヴァッティングさせていることから、シェリー樽のウイスキーの特徴を感じやすいです。

レーズンやドライフルーツのフルーティーさ、ジンジャーのスパイシーさが感じられる特徴的な香りがあります。

オークのウッディな風味の樽由来のフレーバーが広がり、甘くスパイス感のあるバランスの良い味わいです。

フィニッシュは果実感のある甘みが余韻として残ります。

甘過ぎずバランスの良い味わいが魅力的であり、シェリー樽熟成のウイスキーが持つ深みのあるフレーバーを楽しめます。

グレンドロナックのおすすめの飲み方

グレンドロナックのおすすめの飲み方を紹介します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ストレート

グレンドロナック 12年は、シェリー樽由来の風味をダイレクトに感じながら、ゆっくりと味わえるストレートがおすすめです。

ストレートにおける味わいのバランスが良く、ハイボールなどで加水してしまうと苦みが強くなり、好ましく感じられないかもしれません。

シェリー樽熟成のウイスキーの特徴を知りたい場合もストレートでじっくり飲むことで理解しやすくなります。

ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件とは？おすすめの銘柄4選

ロック

グレンドロナック 12年に甘くフルーティーな風味を求めて飲むと、もっと甘みが欲しいと思う人もいることでしょう。

ロックにすると甘みが増すため、ストレートで飲んで甘さが足りないと感じた方はロックで飲むと満足しやすいです。

ストレートの味わいのバランスも魅力ではありますが、ロックのフルーティーで飲みやすい甘い風味も甘い物好きの方におすすめです。

ロックの美味しい作り方とポイントについてはこちらの記事で紹介しています。

ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は？ おいしく飲むための作り方もご紹介

お湯割り

グレンドロナック 12年を加水して飲むならお湯割りが非常におすすめです。

味わいのバランスを崩すことなく、ウイスキー初心者も飲みやすいことから、理想的な飲み方となっています。

特に寒い季節にグレンドロナック 12年を飲むなら一度は試したい飲み方といえるでしょう。

ウイスキーのお湯割りについてはこちらの記事で紹介しています。

ウイスキーのお湯割りとは？ 作り方とおすすめ銘柄を5つ紹介

グレンドロナック 12年のよくある質問

グレンドロナック 12年は終売している？

グレンドロナック 12年が終売したという事実はありません。

しかし、ウイスキー業界におけるシェリー樽不足から値上げが続いており、他のブラウンフォーマン社が所有する「ベンリアック 12年 シェリーウッド」が終売したことから、将来的に終売する可能性があるといわれることがあります。

グレンドロナック 12年が終売するといわれる理由は以下の記事をチェックしてください。

グレンドロナック 12年が終売するといわれる3つの理由を解説

グレンドロナック 12年の評価は？

良い評判	悪い評判
シェリー樽熟成の風味が魅力的	値上げが続きコスパが悪い
甘くて飲みやすい	好みではなかった
深みのある味わい	－

グレンドロナック 12年は、シェリー樽熟成の味わいを求めて購入した人が多く、飲みやすさや味わいの複雑さを評価する声が多いです。

一方で、値上げが続いている現状からコスパが悪化したことに不満を持つ人が多く、多くの人に好まれるシェリー樽熟成のウイスキーですが好みに合わないという意見もありました。

全体的に満足度の高いウイスキーとなっており、シェリー樽熟成の銘柄を試すエントリーボトルとして最適です。

まとめ

グレンドロナック 12年は、シェリー樽で熟成されたバランスの良い深みのある味わいが魅力的なシングルモルトです。

値上げにより価格が上昇していますが、値上げはシェリー樽熟成のシングルモルト全体で発生しており、同様のウイスキーで比較すれば安く購入しやすくなっています。

古くから製造されている信頼性があり、評価も両立していることから、シェリー樽熟成のウイスキーのエントリーボトルとしてふさわしいといえるでしょう。