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グレンドロナック 12年が終売するといわれる3つの理由を解説

2024.04.29 / 最終更新日:2024.04.29

シェリーカスク熟成のシングルモルトで有名な人気のスコッチシングルモルトであるグレンドロナック 12年ですが、終売するという噂が一部で広がっています。

結論から申し上げれば終売するという事実はありませんが、値上げや蒸溜所の事情などを考慮すると、万が一を考える方がいてもおかしくはない状況です。

昨今のウイスキー業界は全体的に原酒不足に悩まされているため、シングルモルトの値上げも深刻であり、値上げが続いている銘柄は終売のリスクはあるといえるでしょう。

この記事では、グレンドロナック 12年が終売するといわれる3つの理由を解説します。

この記事のポイント

  • グレンドロナック 12年が終売するといわれる3つの理由を解説
  • グレンドロナック 12年を定価で購入する方法を紹介

グレンドロナック 12年とは?

画像引用:https://item.rakuten.co.jp/ledled/3-glendronach-vt12/

概要 内容
容量 700ml
アルコール度数 43%
参考価格 5,770円(税込)

グレンドロナック 12年は、ブラウンフォーマン社が所有するグレンドロナック蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーです。

2008年、ベンリアック・ディスティラリーの買収をきっかけに現在のシングルモルトが製造されるようになりました。

グレンドロナックの最大の特徴は100%シェリー樽で熟成されていることであり、シェリーカスクファンにはたまらないシングルモルトです。

辛口のオロロソシェリー樽、極甘口のペドロヒメネスシェリー樽の2つのシェリー樽の原酒を使用しており、シェリー樽の甘さと奥行きのある味わいが楽しめます。

人気の高いハイランドモルトであるグレンドロナックですが、終売するという噂も流れており、終売しなかった場合でも値上げが続く可能性や、入手困難になることが懸念されています。

グレンドロナックについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

グレンドロナックの特徴とは?種類や味わい、おすすめの飲み方

グレンドロナック 12年が終売するといわれる3つの理由

グレンドロナック 12年が終売するといわれる3つの理由を紹介します。

  • 値上げが予定されている
  • 蒸溜所の閉鎖で特定の期間の原酒がない
  •  ブラウンフォーマン社が所有する別のシングルモルトが終売している

それぞれ詳しく見ていきましょう。

値上げが予定されている

グレンドロナック 12年は、2024年7月に5,770円から7,510円に値上げが予定されています。

1,740円の大幅な値上げとなっており、値上げ率は30.16%と非常に高くなっています。

ただし、グレンドロナックに限らず多くのシングルモルトが値上げの対象になっていることから、多くのシングルモルトに終売の噂が立ちやすい状況であることは間違いありません。

蒸溜所の閉鎖で特定の期間の原酒がない

値上げを踏まえた上で、グレンドロナック 12年の終売が懸念されている理由は、1996年~2002年まで蒸溜所が閉鎖されていた過去があることです。

これにより18年、21年と言った長期熟成銘柄は終売のリスクが高まっていますが、12年物に影響がないとは言い切れません。

グレンドロナック蒸溜所は歴史ある蒸溜所ですが、閉鎖期間があり、その期間が近年であるために現在のウイスキーの供給に影響を及ぼす懸念があります。

 ブラウンフォーマン社が所有する別のシングルモルトが終売している

グレンドロナック 12年を所有するブラウンフォーマン社は、所有する別のシングルモルトを終売しています。

ベンリアック 12年 シェリーウッドであり、グレンドロナック 12年と同様に12年物であること、シェリー樽熟成の原酒を含んでいることが共通しています。

同社のシングルモルトブランドで共通点も多い銘柄が終売している事実を考えると、現在の時点で事実はなくても、可能性は考えられるといえるでしょう。

ベンリアックについてはこちらの記事で紹介しています。

ベンリアックとは?種類や味わい、おすすめの飲み方

グレンドロナック 12年を定価で購入する方法

グレンドロナック 12年は、日本において品薄となっており、価格相場も上昇傾向にあることから5,770円の定価と同じ水準で購入することが難しい状況です。

値上がり予定の価格と同じ水準で取引されていることから、インターネットを利用して定価で購入することは困難となっています。

インターネットは多くのウイスキー愛好家から監視されているため、現在の価格相場よりも安いグレンドロナック 12年があればすぐに品切れになりやすいからです。

どうしても安く入手したい場合は、実際に酒店に立ち寄って探すほうが目的の値段で購入できる可能性があります。

終売の噂がある希少なグレンドロナック 12年のおすすめの飲み方

終売の噂がある希少なグレンドロナック 12年のおすすめの飲み方を紹介します。

  • ストレート
  • 水割り

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ストレート

グレンドロナック 12年は、現在では予算が5,000円を大幅に超える高価なウイスキーになったことから、ストレートでじっくり味わいたいところです。

グレンドロナックが持つ甘くて複雑な味わいのシェリー樽熟成の風味を味わえるため、水や炭酸水などのチェイサーを用意しながら味わってみましょう。

ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選

水割り

グレンドロナック 12年は、水割りにすると香りが開きやすく、加水によってオーク感やスパイシーさが強くなる印象です。

ウイスキーに常温の水を1滴ずつ垂らすワンドロップ水割りで飲んでも魅力的な銘柄であるため、ストレートでゆっくり味わった後に試してみましょう。

水割りの作り方やおすすめ銘柄はこちらの記事で紹介しています。

ウイスキーの水割りでおすすめの銘柄をご紹介!作り方やポイントなど

まとめ

グレンドロナック 12年には終売の事実はありませんが、いくつか懸念材料となるポイントがあり、このような材料が終売の噂を作っています。

事実としては、かつて5,000円程度で購入できる一般的な価格のシングルモルトでありましたが、現在ではこちらの予算ではオーバーする価格帯になりました。

ボトルで購入することが難しい場合は、取扱のあるバーで飲む選択肢もあるため、予算的によっては検討してみましょう。

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