ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
グレンフィディックは、フルーティーで飲みやすい味わいが特徴のシングルモルトではありますが、すでに終売しているものの、あえて昔ながらのウイスキーの味わいに挑戦したグレンフィディック12年 カオランリザーブという銘柄があるのをご存じでしょうか?
スコッチにおける昔ながらの味わいとは、アイラウイスキーに限らずピートを焚いた大麦を使用したスモーキーなシングルモルトスタイルです。
第二次世界大戦時代のスコッチの特徴を再現する目的で造られた銘柄が、スタンダードなグレンフィディック12年とは異なるカオランリザーブです。
この記事では、終売したグレンフィディック12年 カオランリザーブの入手方法とおすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://www.kameya.jp/shopdetail/001001000042/
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 40% |
参考価格 | 不明 |
グレンフィディック12年 カオランリザーブは、スコットランドのスペイサイド地域にあるグレンフィディック蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーです。
カオラン(Caoran)は、「ピートの燃えかす」という意味を持っており、その名の通り、スタンダードなグレンフィディックのスタイルとは異なるピート香があるスモーキーなウイスキーに仕上がっています。
12年以上熟成させたモルト原酒のみを使用し、アイラウイスキーの熟成に使用されたウイスキー樽で3ヵ月~6ヵ月ほどの仕上げの熟成をおこなうことで第二次世界大戦時代の典型的なスコッチの特徴を再現しようとしています。
第二次世界大戦当時は燃料として石炭が不足し、代替の燃料としてピートを使用することが主流であったことから、ピート香の強いウイスキーが多くありました。
現在ではグレンフィディックをはじめとするスペイサイドモルトを中心にフルーティーで飲みやすいウイスキーが主流となっていますが、昔を懐かしむことを目的に一時代前のウイスキーの味わいを再現したカオランリザーブが造られました。
グレンフィディックの種類と味わいはこちらの記事で紹介しています。
グレンフィディックウイスキーの種類やおすすめの飲み方についてご紹介
グレンフィディック12年 カオランリザーブは、スタンダードなグレンフィディックと比較するとスモーキーな香りが特徴の個性的な味わいとなっています。
グレンフィディックの特徴であるレモンのような柑橘系の香りや、洋ナシのようなフルーティーな香りはそのままに、アイラウイスキーのようなスモーキーな香りと潮気のある香味を感じることができます。
グレンフィディック 12年 スペシャルリザーブと比較すると甘みが控えめであり、口に含んでから余韻までピート香が長く残り続けることが特徴です。
グレンフィディックの味わいにアイラウイスキーのスモーキーな風味が加わるとどうなるのか気になる方や、第二次世界大戦当時の昔ながらのウイスキーを堪能したい方に向いているといえるでしょう。
今でもピート香が特徴のウイスキーを造り続けるアイラウイスキーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
グレンフィディック12年 カオランリザーブの入手方法・飲む方法を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
グレンフィディック12年 カオランリザーブは、オンラインショップで取り扱っている場合があります。
しかし、グレンフィディックは人気の銘柄であるため、販売されたとしてもすぐに売り切れることが多く、現在ではほとんど流通していない状況です。
オンラインショップで見つけられない場合は、根気よく長期的に探し続けるか、別の探し方も検討する必要があります。
グレンフィディック12年 カオランリザーブは、古酒を取り扱う実店舗の酒店などで取り扱っている可能性があります。
オンラインショップは多くの人がチェックしていますが、グレンフィディック12年 カオランリザーブのような希少な銘柄は人の目が届かない店舗のほうが見つかりやすい場合があります。
探すには複数の酒店を巡る時間が必要になりますが、どうしてもボトルを購入したい場合は探してみましょう。
スコッチの古酒を取り扱うバーでは、グレンフィディック12年 カオランリザーブが店舗に置かれているかもしれません。
流通数が少ないため、正確な相場が分からないところではありますが、ボトルで飲むよりも安く飲みやすいです。
グレンフィディック12年 カオランリザーブを味わいたい場合は、バーで探す選択肢もあります。
バーでウイスキーを楽しむ方法はこちらの記事をチェックしてください。
バーでウイスキーを楽しむための頼み方は? 初心者にもわかりやすく解説
グレンフィディック12年 カオランリザーブのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
グレンフィディック12年 カオランリザーブの味わいは、ストレートで飲むことでスタンダードなグレンフィディックとも比較しやすいです。
カオランリザーブ特有のピート香をダイレクトに感じられる飲み方であるため、入手できることがあれば、まずはストレートで味わってみましょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
グレンフィディック12年 カオランリザーブは、ピート香とフルーティーさから爽快感のあるハイボールと相性の良い銘柄となっています。
本家のグレンフィディックはハイボールにすることでジュースのようにゴクゴク飲める味わいになりますが、カオランリザーブはウイスキーの個性であるスモーキーな風味を感じながら飲むことが可能です。
ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方についてこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方と注意点を解説
グレンフィディック12年 カオランリザーブは、飲みやすく初心者向けと言われることも多く、万人受けしやすいグレンフィディックの味わいにピート香が加わったらどうなるのかを確かめられるボトルです。
気になる方も多い銘柄ではありますが、グレンフィディックが人気のウイスキーであり、終売していることからほとんど流通していない銘柄となっています。
魅力的なボトルではあるものの、探すには根気が必要になるといえるでしょう。