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アイラウイスキーの安い銘柄は? ピート香が特徴の6つの銘柄を紹介

2023.12.29 / 最終更新日:2024.10.21

アイラウイスキーは独特な強いスモーク香と潮気のある香りが特徴的であり、ウイスキーのなかでもクセが強く、愛好家を中心に人気を集めています。

ただし、代表的なシングルモルトを中心に価格の高い銘柄も多いことから、安い銘柄がほとんどないため、ウイスキーを飲み始めて興味を持っても気軽に飲むのは難しい銘柄かもしれません。

しかし、安く購入できる方法を知っていれば、ピート由来のスモーキーな風味を持つウイスキーを低価格で楽しむこともできます。

この記事では、アイラウイスキーの安い銘柄の特徴を紹介し、特徴を踏まえたうえでピート香が特徴のスモーキーな6つの銘柄を紹介します。

この記事のポイント

  • アイラウイスキーの安い銘柄の特徴を解説
  • 安い銘柄をシングルモルト、キーモルトが使用されているブレンデッドにわけて紹介

アイラウイスキーとは

アイラウイスキーは、スコットランドのアイラ島で製造されるウイスキーであり、多くの銘柄がそれぞれ共通した特徴を持ちます。

原料にはピートを使用した大麦を使用し、海辺で蒸溜されることから、薬品とも例えられる強いスモークと磯を思わせるような潮気のある香りになります。

非常にクセの有るウイスキーですが、世界中に愛好家が多数存在しており、ハマればヤミツキになるウイスキーです

ラフロイグ、ボウモアを中心に代表的な銘柄が存在しますが、シングルモルトを探せば安いものでも5,000円程度、熟成年数の高い銘柄によっては万単位になります。

初めて飲むためできる限り安い価格で購入できるアイラウイスキーを選びたい方や、アイラウイスキーの特徴であるスモークを低価格で味わいたい方もいることでしょう。

クセの強いスモークや上質な味わいを求めるなら、値は張ってしまいますが、アイラウイスキーを代表するウイスキーのスモークを味わいたいなら、低価格で購入できる銘柄から探すのもおすすめです。

低価格で購入できる安いウイスキーから入門し、ウイスキーのスモークに慣れて、高いアイラウイスキーを購入すればその魅力を堪能できることでしょう。

アイラウイスキーについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

ピートがもたらす独特の香り!アイラウイスキーを知ろう!

アイラウイスキーの安い銘柄の特徴

アイラウイスキーの安い銘柄の特徴を3つ紹介します。

  • ノンエイジや熟成年数の低い銘柄を選ぶ
  • 蒸溜所の名称を伏せてボトリングしている銘柄を選ぶ
  • アイラウイスキーがキーモルトであるブレンデッドを選ぶ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ノンエイジや熟成年数の低い銘柄を選ぶ

代表的なシングルモルトからアイラウイスキーを選ぶ場合は、熟成年数が表記されていないノンエイジや熟成年数の低い銘柄から選ぶと安く購入しやすいです。

アイラウイスキーに限らずウイスキーの価格は熟成年数が高くなるほど、上昇するため、熟成年数の低い原酒を使用している銘柄は安い傾向にあります。

しかし、蒸溜所の名称と同じアイラ島の蒸溜所のシングルモルトであれば、低価格で購入できる場合でも4,000円台、5,000円を超える予算の確保は必要です

アイラウイスキーの蒸溜所の種類はこちらの記事で紹介しています。

アイラウイスキーが造られる9つの蒸留所を一覧形式で紹介

蒸溜所の名称を伏せてボトリングしている銘柄を選ぶ

シングルモルトで価格が高まりやすい銘柄は、蒸溜所を明かしていることが多いですが、なかには蒸溜所の名称を伏せてボトリングしている銘柄があります。

このような銘柄は代表的なアイラウイスキーのシングルモルトと比較すると価格がワンランク下がり、安く購入しやすい傾向があります。

予算は低価格で購入できる場合は2,000円台、3,000円程度の予算を確保しておくことをおすすめします

アイラウイスキーがキーモルトであるブレンデッドを選ぶ

ブレンデッドウイスキーには、アイラウイスキーをブレンドしている銘柄があります。

アイラウイスキーの他にもモルトウイスキーがブレンドされていることから、シングルモルトと比較すればスモークやクセが弱くなりやすいですが、低価格で購入しやすいです。

クセが弱い点もウイスキーを飲みなれていない場合は、飲みやすい調整がされている銘柄のほうが美味しく飲みやすいかもしれません。

予算は1,000円台で購入できる銘柄もあるため、安さを重視してアイラウイスキーのピート香を楽しむならブレンデッドウイスキーから選んでみましょう

アイラウイスキーの安い銘柄【シングルモルト】

シングルモルトでアイラウイスキーの安い銘柄を3つ紹介します。

  • アイリーク
  • フィンラガン オールドリザーブ
  • ラフロイグ セレクト

アイリーク

画像引用:Amazon.co.jp

アイリークは、スコットランドのザ・ヴィンテージ・モルト・ウイスキー・カンパニーがリリースするシングルモルトであり、アイラ島の蒸溜所の原酒を使用していますが、蒸溜所を公開していない銘柄です。

蒸溜所が公開されておらず、使用されている原酒の熟成年数が若いことから、安く購入できるシングルモルトとなっています。

アイラウイスキーの薬品を思わせるようなスモークと磯の香りがあり、黒コショウを思わせるスパイシーな風味があります。

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アイラウイスキーの安いシングルモルトを購入するなら、低価格で購入しやすいことからおすすめです

アイリーク(イーラッハ)の種類と味わい、おすすめの飲み方

フィンラガン オールドリザーブ

画像引用:https://item.rakuten.co.jp/yunyuusyu/77644/

フィンラガン オールドリザーブは、アイリークと同様に蒸溜所の名称を公開していないアイラウイスキーのシングルモルトです。

アイリークよりも前に発売されており、フィンラガン自体の知名度が高いことから、お店によっては高価格で販売されることもあります。

ベーコンのような燻製を思わせるスモークがあり、味わいには甘みがあるもののオイリーな口あたりが特徴です。

オールドリザーブだけでなく、オリジナルピーティーという銘柄も安く、こちらは塩辛いフレーバーとなっています

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フィンラガンとは?種類や味わい、おすすめの飲み方

ラフロイグ セレクト

画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/5010019637529/

ラフロイグ セレクトは、蒸溜所が公開されているアイラウイスキーのなかでも低価格で購入しやすいシングルモルトであり、10年物よりも若干安く購入できます。

蒸溜所の名称が公開されている代表的なアイラウイスキーのシングルモルトを購入するなら、熟成年数の短い銘柄か、ノンエイジの銘柄を購入するべきであるため、ラフロイグ 10年、ラフロイグ セレクトが条件を満たしています。

アイラウイスキーを代表する銘柄であるため、スモーク香と磯のような香りは強く、非常に個性的でありますが、バニラとフルーツの柔らかな甘みも感じられる繊細な味わいも持つことが特徴です。

ラフロイグはアイラウイスキーを代表する銘柄であるため、価格を調べて予算的に問題がない場合は、ここから飲み進めればアイラウイスキーの味わいを理解できることでしょう

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アイラウイスキーのラフロイグとは? 種類や風味の特徴を解説!

アイラウイスキーの安い銘柄【ブレンデッド】

次に、ブレンデッドウイスキーでアイラウイスキーの安い銘柄とを3つ紹介します。

  • ホワイトホース ファインオールド(ラガヴーリン)
  • ジョニーウォーカー レッドラベル(カリラ)
  • ブラックボトル(ブナハーブン)

ホワイトホース ファインオールド(ラガヴーリン)

画像引用:https://products.kirin.co.jp/alcohol/whisky_brandy/detail.html?id=6056

ホワイトホース ファインオールドは、アイラウイスキーのラガヴーリンをキーモルトにしたスモーキーな香りが特徴の低価格で購入できるブレンデッドウイスキーです。

ブレンデッドであるためシングルモルトと比較するとピート香は控えめになりますが、アイラウイスキーの特徴であるスモークと磯のようなフレーバーを味わえます。

1,000円台で購入できるブレンデッドウイスキーであることから、個性が控えめではあるものの、低価格でアイラウイスキーの特徴を知りたい方におすすめです

また、ホワイトホースなどブレンデッドの味わいが気にいった方は、キーモルトであるラガヴーリンのシングルモルトを購入すると、美味しく味わいやすいアイラウイスキーが見つかりやすくなります。

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ホワイトホースとは?種類や味わい、おすすめの飲み方
アイラウイスキー「ラガヴーリン」ってどんな味わい?おすすめの飲み方や種類も解説!

ジョニーウォーカー レッドラベル(カリラ)

画像引用:https://www.johnniewalker.com/ja-jp/our-whisky/core-range/johnnie-walker-red-label/

ジョニーウォーカー レッドラベルは、代表的なスコッチのブレンデッドであり、アイラウイスキーのカリラがブレンドされています。

スモーク香はブレンデッドウイスキーとしても非常に控えめであり、ライトで飲みやすい味わいが特徴です。

ジョニウォーカーにブレンドされるカリラはアイラウイスキーのなかでも生産量の高い銘柄ではありますが、そのほとんどがブレンド用に生産されるため、シングルモルトとしての流通は少ないことから値が張ります

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ブラックボトル(ブナハーブン)

画像引用:https://dearwhisky.com/knowledge/blackbottle/

ブラックボトルは、アイラ島で製造された原酒を中心にブレンドしている銘柄であり、かつては7種類ものアイラウイスキーがブレンドされていました。

現在はブナハーブンの原酒を中心としたブレンドであり、柔らかなスモークとスパイシーな風味が特徴的であり、後味にピートスモークが長く残ります。

2,000円台で購入できるブレンデッドであり、アイラウイスキーをブレンドしたブレンデッドウイスキーの代表格ともいえる銘柄でしたが、現在では風味のバランスが重視されています

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まとめ

アイラウイスキーの安い銘柄を紹介しましたが、最初から高いシングルモルトを購入するのには抵抗があるため、安いウイスキーから試したい方も多いと思います。

アイラウイスキーはクセが強いことから合わない場合もあるため、安い価格のブレンデッドからアイラウイスキーのスモークに慣れるのも選択肢のひとつです。

シングルモルトではボトル1本5,000円以上かかるアイラウイスキーも多いですが、クセになり、ストレートなどで味わえるようになれば、1本のボトルでも長く楽しめます。

一回の消費で5,000円と考えると高いかもしれませんが、週や月単位の期間で楽しむお酒と考えれば安いと感じられるようになるでしょう。

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