山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
リズモアは、ウィリアム・ランディー社からリリースされているスコッチウイスキーです。
スコットランドの北西部にある「リズモア島」が由来となっていますが、同名の蒸溜所はなく、蒸溜所不詳のシングルモルトをこのブランドでリリースしています。
蒸溜所不詳ではありますが、スペイサイドモルトを使用していることは明らかにしており、華やかな香りと甘い味わいが特徴です。
この記事では、リズモアの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
リズモアは、スコットランドのリズモア島に本拠地を置くウィリアム・ランディー社が販売するスコッチウイスキーです。
1904年にスタートし、創業100年を超える歴史あるウイスキー業者として知られています。
リズモアはリズモア島から名称が取られているブランドですが、蒸溜所が公開されていないシングルモルトをリリースしています。
スペイサイド地域で製造されたシングルモルトであること以外の情報は不明であり、どのシングルモルトを使用しているのか当てる楽しみもある銘柄となっています。
ラインナップは旧ボトルを含めて、複数のラインナップがリリースされており、気軽に飲めるボトルから完成度の高いボトルまで展開されています。
スペイサイドモルトや、スコッチのシングルモルトが好きな方におすすめの銘柄です。
ただし、このブランドでは過去にシングルモルトだけでなくブレンデッドウイスキーもリリースされているため、シングルモルトを求めてオールドボトルを購入する際はその点に注意してください。
スペイサイドモルトの種類についてはこちらの記事で紹介しています。
リズモアの種類と味わいについて紹介します。
画像引用:https://lismorescotch.com/pages/6-year-old-single-malt-scotch-whisky
リズモアは、同ブランドの中でもボトルに熟成年数を表記しないノンエイジ(公式サイトでは6年熟成の記載あり)であり、現行ボトルにおいてスタンダードなリズモアとなっています。
華やかな香りと、青リンゴの香りがあり、非常になめらかな口あたりと繊細な味わいが特徴的です。
スタンダードなリズモアを味わいたい方におすすめではありますが、日本では広く流通していないことから地域によっては入手難易度が高くなっています。
画像引用:https://www.masterofmalt.com/whiskies/lismore/lismore-5-year-old-special-reserve-whisky/
リズモア 5年 ブレンデッドウイスキーは、リズモアからリリースされたオールドボトルのブレンデッドウイスキーです。
熟成年数の表記としては珍しい5年熟成であり、基本的に10年以上から表記し、それを下回る場合はノンエイジとして販売されることが多い中で、リズモアは一桁の熟成年数であっても公開しています。
短い熟成年数であっても熟成年数を公開できるのは製造元の自信の表れであり、5年熟成とは思えないほど豊かな香りで飲みやすさのあるウイスキーとなっています。
画像引用:https://www.masterofmalt.com/whiskies/lismore/lismore-8-year-old-whisky/
リズモア 8年は、8年以上熟成された蒸溜所不詳のスペイサイドモルトを使用したボトルであり、過去に販売されていたリズモアです。
軽やかで飲みやすい口あたりであり、柔らかな甘みが楽しめます。
オールドボトルではありますが、日本でも流通していたことがあり、現時点では現行のボトルよりも旧ボトルのほうが入手しやすいです。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/e-yoshida/14853/?scid=s_kwa_pla_unpaid_567667
こちらがリズモア 8年のブレンデッドウイスキーであり、シングルモルトと白と黒で色違いとなっていることがわかります。
同じ熟成年数で黒いデザインのブレンデッドウイスキーがリリースされているため、入手する場合はブレンデッドウイスキーと間違いないようにしましょう。
同じようにスペイサイドモルトの原酒を使用していることから味わいの特徴は一致しており、ブレンデッドであることから入手難易度がシングルモルトよりも低いことから、こちらから気軽に試してみるのも選択肢のひとつです。
画像引用:Amazon.co.jp
リズモア 10年は、過去にリリースされていたオールドボトルの一つであり10年以上熟成された原酒を使用しています。
キャラメルのような香ばしさとバナナのようなフルーティーさがあり、華やかな味わいとまろやかな口あたりが楽しめます。
8年熟成と同様に熟成年数の低いシングルモルトとなっており、日本でも流通していることから入手しやすいです。
画像引用:https://www.shinanoya-tokyo.jp/view/item/000000012461
リズモア 12年は、蒸溜所不詳のスペイサイドモルトで12年以上熟成された原酒を使用したスタンダードな熟成年数のリズモアです。
バニラの香りとハーブを思わせる落ち着いた印象となっており、黒糖のような濃厚な甘みとフルーティーさが感じられます。
12年も同様にブレンデッドウイスキーがリリースされていることから、間違いのないようにしましょう。
画像引用:https://lismorescotch.com/pages/15-year-old-single-malt-scotch-whisky
リズモア 15年は、現行でリリースされている15年熟成のシングルモルトとなっています。
マーマレードとハチミツの甘みの中にナッティな塩気があり、レーズンのようなフルーティーさとオークのスパイシーさのある味わいです。
現行の15年はあまり流通していませんが、オールドボトルの15年は日本でも販売されていることがあります。
画像引用:https://lismorescotch.com/pages/18-year-old-single-malt-scotch-whisky
リズモア 18年は、18年以上熟成された原酒を使用した中期熟成のリズモアです。
フローラルで華やかな香りがあり、バタースコッチの香ばしい甘さとトフィーの濃厚な甘さが感じられます。
余韻にかけてフルーティーさが感じられる完成度の高いシングルモルトです。
画像引用:https://lismorescotch.com/pages/21-year-old-single-malt-scotch-whisky
リズモア 21年は、21年以上熟成されたモルト原酒を使用したリズモアの中でも最高クラスのボトルです。
コショウを思わせるスパイス感、オレンジ、カスタード、シェリー樽由来のフルーティーさが口いっぱいに広がります。
21年熟成に関してもオールドボトルはありますが、どちらのボトルであっても入手困難です。
リズモアのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
リズモアの華やかでフルーティーで甘みのある味わいを堪能したい方はストレートでそのまま飲むことをおすすめします。
熟成年数表記が10年未満のボトルもありますが、全体としてアルコール感は感じにくく、軽やかで飲みやすいです。
飲み方を選ばないウイスキーではありますが、熟成年数が上昇するほどストレートで飲みたいところです。
ストレートで美味しいウイスキーの条件についてはこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
リズモアは、ロックにすることで引き締まった味わいになることから、ストレートの次に試したい飲み方です。
ほろ苦い風味が感じられるようになり、味わいのバランスも良くなります。
ロックの美味しい作り方とポイントについてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
リズモアでリリースされているシングルモルトは蒸溜所を明らかにせず販売しており、スペイサイドモルトであることのみがわかっています。
シェリー樽の風味があることから、現在もシェリー樽熟成でシングルモルトを製造している蒸溜所が候補に挙がりやすいため、スコッチのシングルモルト好きであれば蒸溜所を当てられるかもしれません。
また、リズモアのブランドではオールドボトルにおいてブレンデッドウイスキーがリリースされていたことから、シングルモルトを求めている場合は間違えないようにしましょう。