ポッチ・ゴーの種類と味わい、おすすめの飲み方

ポッチ・ゴーは、スカイ島にあるプラバン・ナ・リンネ社が製造するブレンデッドのスコッチウイスキーです。

キーモルトはスカイ島の現地で製造されているタリスカーであり、シェリー樽熟成の原酒が使われています。

甘いスモークがあることが特徴であり、タリスカーのスパイス感も味わえる銘柄です。

この記事では、ポッチ・ゴーの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

ポッチ・ゴーとは

ポッチ・ゴーは、スカイ島のプラバン・ナ・リンネ社が製造するスコッチのブレンデッドウイスキーです。

タリスカーとシェリー樽で熟成した様々なスペイサイドモルトをブレンドしているといわれています。

そのため、タリスカーの特徴とスペイサイドモルトの特徴の両方を味わうことができる魅力があります。

ポッチ・ゴーの概要と製造方法を見ていきましょう。

ポッチ・ゴーの概要

1976年、サー・イエイン・ノーブル氏はスカイ島を拠点に、ウイスキーとジンを幅広く提供するプラバン・ナ・リンネ社を設立しました。

ゲール語でプラバン・ナ・リンネは、スリート海峡の小さな密輸業者という意味であり、ポッチ・ゴーも不法な（黒い）蒸溜器と言う意味を持つことから、ウイスキーの密造をテーマにしています。

スカイ島には、ウイスキーの製造拠点であるタリスカー蒸溜所があり、ポッチ・ゴーのキーモルトはスカイ島を代表するウイスキーであるタリスカーとなりました。

タリスカーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

スコッチウイスキー『タリスカー』の種類とおすすめの飲み方をご紹介

ポッチ・ゴーの製造方法

ポッチ・ゴーは、タリスカーをキーモルトとしており、蒸溜所の名称を公開しないスペイサイドモルトを使用しています。

熟成樽はシェリー樽を使用しているため、タリスカーとは異なる味わいを持つブレンデッドに仕上がっています。

また、冷却ろ過をおこなわないノンチルフィルタードでボトル詰めされていることも特徴です。

ブレンデッドでありながら熟成年数を重視しており、8年、12年、21年のボトルがリリースされています。

ポッチ・ゴーの種類と味わい

ポッチ・ゴーの種類と味わいを紹介します。

ポッチ・ゴー 8年

画像引用：https://store.shopping.yahoo.co.jp/osazou/092097.html

ポッチ・ゴー 8年は、8年以上熟成させた原酒を使用したポッチ・ゴーでも最も入手しやすいボトルです。

ピート由来のスモーキーな香りが優しく、甘みのある味わいでありながらスパイス感もあり、複雑な風味を持っています。

タリスカーがキーモルトのポッチ・ゴーが気になるならこちらの銘柄から飲み進めてみましょう。

ポッチ・ゴー 12年

画像引用：https://store.shopping.yahoo.co.jp/osazou/092097.html

ポッチ・ゴー 12年は、12年熟成の原酒を使用し、ろ過もフィルター処理も行わない昔ながらのウイスキーとなっています。

シェリー樽由来のレーズンのような香りがあり、味わいは海を感じるスモークと塩気があり、スパイシーな味わいをしています。

タリスカーらしさと、シェリー樽熟成の原酒らしい味わいを堪能できる魅力的な銘柄です。

ポッチ・ゴー 21年

画像引用：https://store.shopping.yahoo.co.jp/nandemosaketen/21120702.html

ポッチ・ゴー 21年は、21年以上熟成させた原酒を使用するポッチ・ゴーの長期熟成銘柄です。

ウッディな樽香と丸みを帯びたスモーキーな香りが感じられ、甘みも渋みもスパイシーさもある長期熟成らしい複雑なフレーバーが堪能できます。

最も完成度の高いポッチ ゴーを飲みたい場合は、こちらのボトルを探してみましょう。

ポッチ・ゴーのおすすめの飲み方

ポッチ・ゴーのおすすめの飲み方を紹介します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ロック

ポッチ・ゴーはロックで飲むことで、甘みが強くなりやすいため、シェリー樽やスペイサイドモルトの甘い味わいを求めている方におすすめです。

ロックにすると甘いピートスモークを味わえるため、タリスカーとの組み合わせから連想される個性的な風味を味わいやすくなります。

ロックの美味しい作り方はこちらの記事で紹介しています。

ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は？ おいしく飲むための作り方もご紹介

ハイボール

タリスカーはハイボールで美味しく飲めるシングルモルトでしたが、ポッチ・ゴーもハイボールと相性が良く、タリスカーのハイボールが好きな方には向いています。

甘さが控えめになる一方で、スモーキーさやスパイシーさが効きやすいため、個性的な味わいを求めるなら飲んでみましょう。

ハイボールのコスパの良い飲み方はこちらの記事で紹介しています。

ハイボールにおすすめの安いウイスキーは？ コスパのいい飲み方も解説

まとめ

ポッチ・ゴーは、アイランズモルトでも人気の高いタリスカーがキーモルトとなっているブレンデッドであるため、タリスカーが好きで気になる方に向いている銘柄です。

また、シェリー樽で熟成された原酒を使用していることから、甘い味わいのウイスキーが好きな方にもおすすめです。

一番入手しやすい8年物のポッチ・ゴーから購入してみましょう。