ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ストラスアランは、かつてはダンダスヒルと呼ばれたグラスゴー蒸溜所が手掛けるスコッチウイスキーです。
ラベルデザインに描かれる帆船の名前から銘柄名が付けられており、この帆船でウイスキーの運搬が行われていました。
海風を感じるスモーキーさがありますが、フルーティーでさわやかな印象が特徴のボトルです。
この記事では、ストラスアランの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
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ストラスアランは、スコットランドのローランド地方のグラスゴー蒸溜所が製造するブレンデッドウイスキーです。
銘柄は帆船の名前であり、この船はグラスゴーとエディンバラの港から出港し、スコッチウイスキーを世界中に輸出しました。
グラスゴーはかつてウイスキーの蒸溜が盛んな街であり、かつてはダンダスヒルと呼ばれる蒸溜所が存在しました。
1770年設立された歴史ある蒸溜所ではありましたが、1902年に閉鎖されて取り壊されました。
2014年にこの地に新たに設立された蒸溜所がグラスゴー蒸溜所です。
こちらの蒸溜所ではブレンデッドのストラスアランだけではなく、シングルモルトの「グラスゴー 1770」が発売されています。
その他にもジン、ラム、ウォッカなどの多種多様なお酒が製造されています。
日本から収集できる情報の少ないスコッチではありますが、低価格で購入できるブレンデッドとして日本で流通していました。
構成原酒に関してはアイラ島をはじめとする島々のモルト原酒を使用していることがわかっています。
グラスゴー蒸溜所やグラスゴー 1770について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ストラスアランは1種類しかないため、味わいについて詳しく紹介します。
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ストラスアランは、グラスゴー蒸溜所が販売するスコッチのブレンデッドウイスキーであり、アイラモルトやアイランズモルトを中心にブレンドしています。
島々のモルト原酒を使用していることから海風を感じるスモーキーさがあり、特徴的な印象ではありますが、フルーティーな香りが感じられます。
口に含むと塩気のある風味があり、バニラやカラメルのような香ばしい甘みが広がり、りんごの酸味のある味わいがあります。
複層的なフレーバーを味わった後には、甘みが残りやすい余韻です。
ブレンデッドウイスキーの中でも個性が強いことから初心者向けではありませんが、アイラモルトやアイランズモルトの味わいの傾向が好きな方は、見かけた際に購入したいボトルとなっています。
ストラスアランのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ストラスアランのクセのある味わいをダイレクトに感じるならストレートがおすすめです。
個性ある海を感じるスモーキーさと微かに甘みのある複層的な味わいが楽しめます。
クセが強く個性的な印象ではありますが、アルコールの刺激は控えめであるため、フレーバーが好みであれば飲みやすいです。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ストラスアランは加水をすると、青リンゴのようなフルーティーなフレーバーが前面に出るようになります。
ストレートと比較すると飲みやすく、オークのスパイシーな香りも立ちます。
ストラスアランは加水だけでなく、ラベルではカクテルの材料にもおすすめといわれており、自由な飲み方で飲めるウイスキーです。
水割りの美味しい作り方とおすすめ銘柄はこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーの水割りでおすすめの銘柄をご紹介!作り方やポイントなど
ストラスアランのロックは、フルーツやバニラやカラメルのような甘い風味が濃く感じられる飲み方です。
スモーキーな個性的なフレーバーや、苦味のある味わいが弱くなるため、甘いウイスキーを飲みたい方におすすめとなっています。
風味に熟成感も生まれるため、値段以上のリッチな味わいといえるでしょう。
ロックの美味しい作り方とポイントについてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
ストラスアランは、日本で低価格で購入できた格安ブレンデッドウイスキーですが、個性的な味わいのボトルであるため、見かけることがあれば入手したいボトルとなっています。
ただし、近年では日本で見かけることが少なくなっているため、価格が安くても普段飲みのウイスキーにするのは難しいです。
リアルな帆船が描かれたデザインを目印に、アイラモルトやアイランズモルトなどの島々のウイスキーらしい風味のスコッチを探してみましょう。