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- ウイスキー基礎知識
ウイスキーを初めてロックで飲んだ方がきついと感じるのは、ストレートと同様に度数の高い状態で飲む飲み方であるからです。
割ることで度数を抑えている水割りやハイボールと異なり、40度以上のアルコール度数で飲むことになるので、刺激に慣れていない方や、正しい飲み方をしていない場合はきついという感想を持つかもしれません。
しかし、対処方法を知っていれば解決しやすく、慣れてくればロックはウイスキーを楽しむのにおすすめの飲み方になります。
この記事では、ウイスキーのロックがきつい理由とその対処方法について解説し、ロックで飲むのがおすすめの銘柄も紹介します。
この記事のポイント
ウイスキーの飲み方でロックとストレートは共通して、初めての人がきついと感じる理由が3つ存在します。
それぞれ詳しく解説します。
スコッチウイスキーのアルコール度数は販売される時点で40度以上という規定があり、ウイスキーの度数は基本的に40度以上あります。
40度というアルコール度数は、ビールが5%程度、ワインが15%程度と考えるとかなり高い水準にあることが分かります。
度数の高いお酒を飲むとアルコールによる刺激が強いため、喉を通ると焼けるような感覚を覚えるかもしれません。
この感覚が高いアルコール度数でウイスキーを飲むロックやストレートにおいて、きついといわれる大きな理由となっています。
ウイスキーのアルコールによる刺激は慣れによって緩和することもあり、この場合は慣れてくるときつく感じることが少なくなります。
多くのウイスキー愛好家がストレートやロックで飲めるようになって一人前というのは、ウイスキーを飲みなれて高い度数での飲み方ができるようになれば、この飲み方でしか味わえないウイスキー本来の香りや味わいが堪能できるようになったといえるからです。
刺激に慣れることでウイスキーの楽しみ方が広がる側面もあるので、刺激に慣れるまでは無理をせずに適切な飲み方を心掛けましょう。
ロックやストレートがきつい理由として、そもそも飲み方が間違っている可能性があります。
ストレートは、30ml~60mlの少量のウイスキーを後を追うようにして交互に飲むことからチェイサーと呼ばれる水、炭酸水、牛乳などを用意して飲むのが基本です。
ロックはストレートよりもウイスキーの量が多いですが、氷が溶けることで度数が低くなるため、氷を溶かしながらゆっくり飲む飲み方になります。
上記のような基本的な飲み方を無視して飲むとウイスキーがきつく感じる可能性が高いです。
ウイスキーのロックがきついと感じる場合の対処方法は以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
基本的にロックにチェイサーは不要と言われていますが、飲むペースが速い場合や、初めてで刺激に喉が慣れていない場合は、チェイサーを用意するときつく感じにくいです。
ゆっくり飲むことを意識して、一口飲んだらチェイサーと交互に飲むように意識する飲み方がおすすめになります。
ロックの適切なペースを理解したり、刺激に喉が慣れてきたことを感じたなら、チェイサーを用意せずに飲んでも構いません。
ストレートで飲む場合に用意するのがチェイサーですが、きついと感じる場合はロックを飲むときにも用意するようにしましょう。
ロックがきついと感じる方でアルコールに弱い人や、そもそもロックで味わうのに適していないウイスキーを飲んでいるなら飲み方を変えてみましょう。
度数を低くすることができて、アルコールに弱い人でも楽しめる水割りやハイボールにして飲めばきつく感じる可能性は低くなります。
ロックは通向けの飲み方という印象を感じる方もいますが、ウイスキーの銘柄によってはロックで飲むとウイスキーが持つ苦手な香りや風味が際立ってしまうこともあるので、必ずしもすべてのウイスキーがロックで楽しめるわけではありません。
人によって好みもあるので、ロックできつい、微妙という感想になるなら、水割りやハイボールなどに切り替えて複数の飲み方を試してみるのもおすすめです。
ウイスキーのロックを飲み過ぎすると頭痛、吐き気などの体に悪い影響が出ることもあります。
喉の刺激だけでなく、万が一にも体に悪い影響が出たらサプリや栄養ドリンクを活用して、症状を緩和するようにしましょう。
サプリや栄養ドリンクの効能には個人差があり、必ずしも症状を改善できるわけではありませんので、きつい状態が続くのであれば適切な医療機関を受診するようにしてください。
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ウイスキーをロックで飲むなら、最初はロックに適した銘柄を選んで飲むことをおすすめします。
ロックで飲むのにおすすめの銘柄を3つ厳選して紹介します。
マッカランはスコッチウイスキーのなかでも代表的な高級ウイスキーとして知られており、どの飲み方でも相性がいいバランスに優れたウイスキーです。
特にさまざまな理由でロックやウイスキーに苦手意識を持ってしまった方には、トップレベルのウイスキーを一口、一口味わいながら飲むことで苦手意識を無くしてもらいたいと思います。
マッカランのロックはスパイシーな味わいのなかにほどよい甘さが感じられるため、クセが少なくロックでも飲みやすいです。
値段は一番安い12年物であっても他のウイスキーと比較すると値は張りますが、マッカランのロックを飲めばロックへの苦手意識が払しょくできるほど完成度の高い銘柄となっています。
ザ・マッカランは種類豊富なウイスキー!味とおすすめの飲み方は?
画像引用:https://www.suntory.co.jp/whisky/hakushu/about/
白州は「森が育んだウイスキー」と呼ばれる、日本を代表するジャパニーズウイスキーの1つです。
ロックの飲み方には、ウイスキーが氷で冷えた状態で一気に飲み干すのがよいという意見もありますが、ロックがきついと感じる方であればこの飲み方はよりきつく感じる原因になります。
ロックは氷の解け具合で香りや風味が変化することから、ウイスキーによってはゆっくり飲むことで劣化を感じる場合もあるため、上記のような飲み方が適しているといわれることがあります。
しかし、白州のロックは氷の解け具合で味わいがキレイに変化するため、ゆっくり飲んで楽しむのに適したウイスキーです。
飲むたびに表情を変えるみずみずしい若葉のような風味を持つ白州をロックで気長に堪能しましょう。
白州は森が育んだウイスキー!種類と味の特徴を活かす飲み方を紹介
ロックは基本的に度数の高いウイスキーほど相性がよいとされており、アルコール度数51%のフロム・ザ・バレルはロックで飲むのがおすすめの銘柄です。
ストレートではウイスキーを熟成させていた樽の香りや渋味が強く出やすいですが、ロックにすることで樽由来の風味が抑えられて甘い香りと酸味のある味わいに落ち着きます。
度数が高くても刺激が少なく、滑らかで飲みやすいことから、きついと感じにくいかもしれません。
ただし、アルコール度数が高いことには変わりないので、ペースを早くし過ぎず、飲み過ぎず、適切な飲み方を心掛けるようにしてください。
ウイスキーのロックがきついと感じる理由は、慣れや飲み方、選ぶ銘柄などが原因となることが多いですが、思い当たる理由はありましたか?
思い当たる理由がない場合は、ロックの作り方が正しいかどうかも確認してもいいかもしれません。
正しいロックの作り方を理解すれば、よりウイスキーを楽しめるので、正しい作り方について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。