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- ウイスキー基礎知識
チョコレートが好きな人の中には、ウイスキーのおつまみにしたいと考える人もいることでしょう。
ウイスキーとチョコレートは相性のいい組み合わせであるため、おつまみにチョコレートを選ぶのはおすすめになります。
しかし、こだわるならチョコレートの種類ごとに合うウイスキーも異なるため、理解しておくとより美味しくチョコレートとウイスキーを楽しめることでしょう。
この記事では、チョコレートに合うウイスキーをミルク・ビター・ホワイトの3種類にわけておすすめ銘柄を紹介していきます。
この記事のポイント
チョコレートがウイスキーに合う理由は3つあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ウイスキーは大麦などの穀物を原料とするお酒であり、チョコレートはカカオを原料とするお菓子です。
大麦が持つ甘みとカカオが持つ甘みは、実は近い風味を持っており、ウイスキーの味わいをテイスティングする際にもチョコレートのような甘みがあるといわれることもあります。
原料やウイスキー樽の熟成によってウイスキーにもたらされる味わいは、チョコレートが持つ味わいと反発することなく重なり合い、互いに邪魔することなく、それぞれの味わいを楽しめます。
香りや味わいに共通点があることから、ウイスキーのおつまみとしてチョコレートは適しているといえるでしょう。
チョコレートをウイスキーのおつまみにする魅力は、チョコレートが持つ油分にもあります。
この油分はウイスキーが持つ特有の刺激を緩和し、味わいをまろやかにしてくれるため、ウイスキーが飲みやすくなります。
それぞれの味わいを邪魔しないだけでなく、一緒に味わうことでよりウイスキーを楽しめるメリットもあることが、ウイスキーの代表的なおつまみがチョコレートである理由です。
もちろん、チョコレートには種類があるため、すべてのチョコレートがウイスキーに合うとは限りません。
基本的にはクセがなくシンプルな味わいのチョコを購入すると合いやすいです。
カカオマスの比率によってチョコレートは、ミルク、ビター(ダーク・ブラック)、ホワイトに分かれますが、シンプルなチョコレートであればどれもウイスキーに合いやすいといえます。
ただし、チョコレートの種類によって合いやすいウイスキーは異なります。
ウイスキーのおつまみに合うチョコレートを知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
スタンダードなチョコレートであるミルクチョコレートは、カカオマスの比率が20~40%程度であり、カカオの苦みをミルクで抑え、甘みのある味わいに仕上げたものです。
ミルクチョコレートに合うウイスキーを5つ紹介します。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777233812/
山崎は、サントリーが販売するジャパニーズウイスキーであり、日本を代表する銘柄となっています。
華やかでフルーティーな香り、滑らかな味わいが特徴的であり、おつまみなしでも楽しめるウイスキーですが、チョコレートと一緒に味わうことでコクが楽しめます。
チョコレートとの親和性は山崎を使用したアロマ生チョコレートが販売されるほどであり、スタンダードなミルクチョコに限らず価格に糸目をつけないのであればチョコレートをおつまみにするのに最高のウイスキーといえるでしょう。
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画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
シーバスリーガル 12年は、スコッチウイスキーを代表する銘柄の一つであり、購入しやすいブレンデッドウイスキーとなっています。
驚くほどまろやかで甘い味わいが特徴的であり、りんごとハチミツ、ナッツのような風味があります。
ミルクチョコレートとの相性が良く、ウイスキー初心者の方にもおすすめの組み合わせです。
画像引用:https://jp.whistlepigwhiskey.com/whiskeys/10-year/
ホイッスルピッグ 10年 スモールバッチ・ライは、アメリカで製造される100%のライ麦を使用したライウイスキーであり、世界中のウイスキー愛好家から注目を集めている銘柄になります。
柑橘系の果実とキャラメルの香りが特徴的であり、バタースコッチのようなフレーバーが感じられます。
甘い香味がミルクチョコレートとの相性も良いため、まだホイッスルピッグを飲んだことがないウイスキー好きの方にもおすすめです。
画像引用:https://www.redbreastwhiskey.com/en/
レッドブレスト 12年は、アイルランドで製造される人気のアイリッシュウイスキーのひとつであり、バーボン樽とシェリー樽で熟成させた原酒を使用しています。
バーボン樽特有のバニラを思わせる香りと、シェリー樽のベリー系の果実の味わいにスパイシーな風味が特徴的です。
すっきりした味わいとミルクチョコレートが絡み、魅力的な味わいに変化します。
画像引用:https://www.suntory.co.jp/whisky/canadianclub/products/
カナディアンクラブは、カナダで製造されるカナディアンウイスキーであり、コンビニやスーパーマーケットでも販売されている入手しやすい銘柄です。
バニラとキャラメルの甘い香りに、非常にスムースで飲みやすい口当たりが特徴的です。
ハイボールやカクテルにして、チョコレートと合わせるのもおすすめの銘柄となっています。
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ビターチョコレートは、ミルクチョコレートよりもカカオマスの比率が大きい40%~60%のチョコレートのことを指し、ダークチョコレート、ブラックチョコレートとも呼ばれます。
ビターチョコレートに合うウイスキーを3つ紹介します。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/5010496001769/
オーへントッシャン 12年は、スコットランドのローランド地方で製造されるシングルモルトであり、ライトで飲みやすいことから日本での人気が高い銘柄です。
青リンゴのようなフルーティーな風味が特徴的であり、さわやかでありながらスパイシーなフレーバーが感じられます。
ビターチョコレートは、オーへントッシャンの甘みを引き立てる役割を果たし、よりフルーティーな味わいが楽しめるようになります。
画像引用:https://products.kirin.co.jp/alcohol/whisky_brandy/detail.html?id=6485
キリンウイスキー陸は、キリンから富士山麓の後継として販売された銘柄であり、高いアルコール度数でボトル詰めされていることが特徴です。
ほのかに甘い香りとフルーティーな味わいはハイボールに適した銘柄となっています。
ビターチョコレートは陸のハイボールが持つ豊かな風味を味わいやすくしてくれるため、低価格で入手も容易であることから、ビターチョコレートが好きな人におすすめの銘柄です。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/5099357002305/
カネマラは、すっきりとした味わいで飲みやすいアイリッシュウイスキーの中でもクセのあるスモークが楽しめる珍しい銘柄となっています。
スモーキーでありながらフルーティーな味わいが特徴的であり、南国を感じさせるような風味があります。
スモークとビターチョコの相性は良く、ビターチョコのカカオのほろ苦さが際立つため、カネマラだけでなくアイラウイスキーもビターチョコレートと合わせやすくなっています。
ホワイトチョコレートは、カカオマスを含まず、ココアバターのみを使用した白色の甘いチョコレートです。
ホワイトチョコレートに合うウイスキーを3つ紹介します。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/wineuki/9903000012749/
グレンモーレンジィ オリジナルは、女性にも人気が高いウイスキーであり、「完璧すぎるウイスキー」と呼ばれるほど完成度の高い銘柄です。
柑橘系の果実とバニラの香りがあり、スムースな口あたりとシナモンやジンジャーのスパイス感のある風味もあります。
ホワイトチョコレートは甘さがしつこく感じられることがありますが、グレンモーレンジィと一緒に食べると甘さが控えめになり、爽やかな味わいが楽しみやすくなります。
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画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/085246500576/
メーカーズマークは、レッドトップと呼ばれるキャップに赤い蝋を垂らした特徴的なボトルデザインが特徴的なアメリカンウイスキーです。
ハチミツとバニラ、オレンジのような柑橘系の風味があり、シルクのように滑らかな口あたりが特徴的です。
メーカーズマークの味わいはホワイトチョコレートの味わいをバランスのいい状態に整えるほど、マッチしたものとなっています。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/5011026108033/
タラモアデューは、アイリッシュウイスキーを代表する銘柄のひとつであり、日本ではサントリーが販売しています。
大麦の繊細でなめらかな口あたりと、レーズンやパイナップルなどのフルーツの風味を感じることができます。
アイリッシュらしいすっきりした風味は、ホワイトチョコレートとも相性が良く、甘い味わいが好きな人におすすめの組み合わせです。
チョコレートに合うウイスキーを紹介しましたが、今回紹介した銘柄はあくまで一例であり、好きなチョコレートとウイスキーの組み合わせを自分で探してみてください。
基本的にはウイスキーとチョコレートは相性がいいため、どのような組み合わせであっても楽しみやすくなっています。
チョコレートの種類に幅があるように、ウイスキーの種類も非常に多いため、自分だけの最高の組み合わせを見つけてみましょう。