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【現地レポート】「BUSHMILLS CASK DISCOVERY BAR」にて“樽を飲む。”を体感!

2024.11.26 / 最終更新日:2024.12.01

2024年10月25日(金)から12月22日(日)まで期間限定で開催されるコンセプトバー、「BUSHMILLS CASK DISCOVERY BAR(ブッシュミルズ カスク ディスカバリー バー)」。

近年、日本国内でも急成長を遂げているアイリッシュウイスキー「ブッシュミルズ」。
そのこだわりを感じ、新たな発見が出来るよう、期間限定のコンセプトバーが開かれました。

今回Dear WHISKYは、実際に現地へ伺い、そのコンセプトや楽しみ方などをお聞きしました!ぜひ皆様も「BUSHMILLS CASK DISCOVERY BAR」を訪れ、大自然や海に囲まれた異国の地へ想いを馳せながらウイスキーを楽しんでみてはいかがですか?

(2024年10月24日取材)

BUSHMILLS CASK DISCOVERY BARとは

BUSHMILLS CASK DISCOVERY BARの外観。華やかな銀座に位置している。

銀座に開かれた、ブッシュミルズのための期間限定のコンセプトバー。コンセプトは “樽を飲む。”

アイルランドの自然の中で育て上げられた個性豊かなブッシュミルズ。樽によって生み出される味わいの違いや楽しみ方を発見(=Discovery)できる場所にしたいとの想いで、店名やコンセプトが考えられたそうです。

店内は1FとB1Fの2フロアに分かれており、各階のコンセプトによって初心者からウイスキー愛好家まで、全員が楽しめる空間が作り上げられます。駅からも徒歩数分とアクセスもよく、銀座でのショッピングの帰りに気軽に立ち寄れるバーです。

商品ラインナップに「ブッシュミルズ シングルモルト25年/30年」が新たに加わり、普段なかなか味わえない希少なボトルを楽しめるのもこのバーの魅力の一つです。(数量限定で提供)

入り口付近にも樽を模した装飾がなされており、入店前からコンセプトを感じられます。

アクセス 東京メトロ銀座線、丸の内線、日比谷線「銀座駅」より徒歩1分
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」9番出口より徒歩3分
都営地下鉄浅草線「東銀座駅」A8番出口より徒歩3分
JR「有楽町駅」より徒歩8分
住所 〒104-0061 東京都中央区銀座3丁目5-6 マツザワ第6ビル
営業時間 平日:17:00~23:30(L.O.23:00)
土日祝:14:00~23:30(L.O.23:00)
営業期間 2024年10月25日~12月22日
公式HP BUSHMILLS CASK DISCOVERY BAR

ブッシュミルズとは

世界5大ウイスキーの一つであるアイリッシュウイスキーは、軽やかで親しみやすい味わいによって近年急速に認知を広げ、世界中で人気を博しています。中でもブッシュミルズは、シングルモルトやプレミアム化の需要にも後押しされ、2023年の販売数量は前年比148%と好調に推移しています。

アイリッシュウイスキー最古の蒸溜所の一つとも言われるブッシュミルズ蒸溜所。北アイルランド最北東部のアントリム州に位置し、同国の5ポンド紙幣に印刷されるほどの歴史が認められています。1608年から400年にもわたる伝統の3回蒸溜や、原料、樽の高い品質にもこだわり続けてきました。

〜1F〜 カジュアルなスタンディングバー

お店に入ってすぐの1Fでは、ウイスキー初心者でもカジュアルに楽しめる、ハイボール中心のスタンディングバー形式で展開されています。

奥に進むと現れるカウンター。ここにもブッシュミルズのロゴが輝く。

やはり一番目を引くのは、入ってすぐに目に飛び込んでくる大きな樽。これはブッシュミルズ蒸溜所から特別に空輸で取り寄せた、本物の熟成樽です。側面には樽の中の香りを楽しむことのできる穴が開けられており、コルクを抜いて実際に顔を近づけてみると、「ブッシュミルズ シングルモルト30年」の良い香りが広がってきます。

「ブッシュミルズ シングルモルト30年」で実際に使用された熟成樽。 樽に触れ、コルクを抜いて中を香りを楽しむことも可能。

また、壁面には樽を模したパネルに「ブッシュミルズ シングルモルト10年/12年/16年/21年」のテイスティングノートも掲示されています。

下には各ボトルの細かい説明が記され、実際に香りを嗅ぐこともできる。

反対奥の壁面には、蒸溜所のあるアイルランドの情景を映し出すモニターや写真が飾られており、個性豊かなカクテルやフードメニューに舌鼓を打ちながら、遠いアイルランドに思いを馳せることができます。

蒸溜所の写真などが、階段の壁面も含め随所に散りばめられる。

〜B1F〜 ゆったり座れるオーセンティックバー

蒸溜所の写真が飾られる階段を降りた先にあるB1Fでは、ウイスキー愛飲者に向け、ゆっくりと座ってウイスキーやカクテルを楽しむことができるオーセンティックバーがあります。

また毎週月曜日に数量限定で、「ブッシュミルズ シングルモルト25年/30年」が提供されています。

薄暗い店内で、ライトアップされたボトルとブッシュミルズのロゴが映える。

雰囲気は違えど“樽を飲む。”のコンセプトは違わず、このフロアにも熟成樽が展示されています。1Fが30年熟成の樽だったのに対し、B1Fでは25年熟成の樽が置かれ、同じく側面の穴から香りを楽しむことができます。各階の樽の違いを比較するのも楽しいですね。

適した方法で保管すると、樽から香りがなくなることはないそう。

今回は特別に「ブッシュミルズ シングルモルト10年/30年」を試飲させていただきました。

「ブッシュミルズ シングルモルト10年(左)30年(右)」 ボトルや色合いを比較しながら試飲する。

「ブッシュミルズ シングルモルト10年」は、フルーティーで軽やかな香りで、バーボン樽由来の甘味も感じられました。ハイボールとして飲むこともおすすめです。

「ブッシュミルズ シングルモルト30年」は、長い熟成により角が取れた優しいアルコールで、複雑な甘さの中にまろやかさが見出せました。こちらはストレートでゆったりと楽しみたい味わいです。

ウイスキーや店内の展示に、見て、触れ、嗅ぎ、飲み、聞くことで、五感全てでブッシュミルズを感じられることも、このバーの魅力です。

メニュー

銀座のバーとしてはリーズナブルな価格でオリジナルのカクテルを楽しむことができます。また、各フロアによって提供されるカクテルが異なりますので、下の画像をご参照ください。

公式HPの写真をもとに作成。

1Fドリンクメニュー

B1Fドリンクメニュー

またカクテル以外にもウイスキーそのものを楽しむこともできます。また既述の通り、B1Fでは毎週月曜日に数量限定で「ブッシュミルズ シングルモルト25年/30年」もお求めいただけます。

またフードメニューは各フロア共通となっています。

アイリッシュウイスキーゆかりの伝統料理をイメージしたフードメニュー。

担当者のお二人の挨拶

Dear WHISKYが取材させていただいた10月24日には、アサヒビール株式会社 マーケティング本部 High-Value&International Brands 部長の松橋裕介氏と、ブッシュミルズブランドオーナーの日本法人であるプロキシモジャパン株式会社社長のロリー・ブルエット氏による挨拶がありました。

新商品を手に持ち写真撮影に応じる松橋裕介氏(左)とロリー・ブルエット氏(右)

松橋裕介氏
近年グローバル市場でアイリッシュウイスキーが注目されていますが、ここ日本でも同じ現象が起こっています。他のアイリッシュウイスキーも好調で、カテゴリーそのものが認知され、2023年の日本でのアイリッシュウイスキー市場は前年比187%となり拡大を続けています。

ブッシュミルズは、アイリッシュ特有のスムースな味わいが受け入れられていることや、日本国内のインフルエンサーにも取り上げられ、新規顧客が増加したことなどから、特に日本市場で急速な成長を見せています。今回のコンセプトバーでは、そんなブッシュミルズの魅力をより知ってもらいたいと考えています。

ロリー・ブルエット氏
ブッシュミルズは2022年に世界年間販売箱数100万箱を突破し、それ以降も成長を重ねています。中でも日本はその成長の一役を担っており、2023年には世界第14位の販売量が、今年2024年には第7位にまで上昇する見込みです。また、世界市場ではアイリッシュウイスキー、シングルモルト、プレミアム化がトレンドになっています。

今回はその需要の影響を受けたことと、“良いものを届けたい”という当社の想いとマスターブレンダーによる好評価によって、新たに「ブッシュミルズ シングルモルト25年/30年」の販売を開始しました。その2アイテムも楽しめるこの「BUSHMILLS CASK DISCOVERY BAR」によって、ブッシュミルズをより多くの人に知ってもらえたらと思います。

「ブッシュミルズ シングルモルト25年/30年」のご紹介

「ブッシュミルズ シングルモルト25年」のご紹介

ノンピート麦芽100%のモルト原酒をバーボン樽とシェリー樽で4〜6年熟成させた後、ポルトガルから輸入したルビーポート樽で21年熟成させています。アルコール度数は46%と他のラインナップより高めに設定。ノンチルフィルター製造のため、独特の風味が感じられます。味と香りを楽しみたい方へおすすめのボトルです。おすすめの飲み方はストレートです。

「ブッシュミルズ シングルモルト30年」のご紹介

ノンピート麦芽100%のモルト原酒をバーボン樽とシェリー樽で約14年熟成させた後、スペインから輸入したペドロヒメネス樽で約16年熟成させています。25年同様、アルコール度数は46%。熟成年数が長いものは、アルコール度数が高い方がフレーバーや味が濃く出るとされており、マスターブレンダーの方がこの判断をされたとのこと。こちらもノンチルフィルター製造となっております。ぜひストレートでお楽しみください!

「ブッシュミルズ シングルモルト25年(左)と30年(右)」 ラベルの加工などからもプレミアム感が漂う。

今回Dear WHISKYは、ロリー・ブルエット氏へこれらの外装デザインについてもお聞きしました。

Dear WHISKY:
「ブッシュミルズ シングルモルト25年・30年」の外装デザインへのこだわりはありますか?

ロリー・ブルエット氏
梱包箱が六角形のデザインであることに意匠が凝られています。ブッシュミルズ蒸溜所が位置する北アイルランドには、ジャイアンツコーズウェイと呼ばれる世界自然遺産があります。ジャイアンツコーズウェイは巨人の石道を意味し、伝説の中で巨人が海を渡るために石を組んだとされ、その石が六角形をしています。そこからインスピレーションを受け、今回六角形の梱包箱をデザインしました。

「ブッシュミルズ シングルモルト25年」の外箱。六角形にデザインされている。30年も同様の形だ。

ブルエット氏のお話にもあったジャイアンツコーズウェイは、B1Fで提供されるカクテルの名前にもなっている他、1Fにあるモニターに映し出される、アイルランドの厳しくも豊かな自然の映像の中でも確認することができます!

最後に

以上、「BUSHMILLS CASK DISCOVERY BAR」の現地レポートでした!

ブッシュミルズの魅力やこだわりを「発見」できるよう、コンセプト再現のため各フロア随所に工夫が凝らされていました。

五感全てでブッシュミルズを感じ、作られた土地にまで思いを馳せることができるのは、この「BUSHMILLS CASK DISCOVERY BAR」ならではの魅力です。ぜひ皆様も“樽を飲む。”ために、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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