【イベントレポート】東北初のウイスキーイベント「ウイスキーコレクション郡山」に出展しました!<第2弾>
- イベント(国内)
- 飲み手
2024年3月27日(水)~2024年3月31日(日)に六本木ヒルズにて「Dewar’s 12年 DISCOVER YOUR HIGHBALL」が開催されました!
このイベントは世界的に人気であるブレンデッドスコッチウイスキー “Dewar’s 12年” のボトルリニューアルを記念して行なわれたイベントで、イベントではDewar’s 12年のフレーバー・ハイボールが飲むことができたりDewar’sの歴史を学べるブースが展示されていました!
今回Dear WHISKYは、この貴重なイベントに招待していただききました。さらに、特別にDewar’sブランドマネージャーの方にもお話をお伺いいたしましたので、その模様も併せてお届けします。ぜひご覧下さい!
また、Dear WHISKYは2024年5月11日(土)、12日(日)の2日間にわたり開催された「Tokyo International BarShow 2024 」で、Dewar’sマスターブレンダーであるステファニー・マクラウドさんへインタビューを行っています!International Whisky Competitionにて6年連続で最優秀マスターブレンダー・オブ・ザ・イヤーに選出されているステファニーさんへのインタビューも、ぜひ併せてご覧ください!
親会社であるバカルディ社は、1862年に創業者であるドン・ファクンド・バカルディが、キューバの美しい港町サンティアゴで小さな蒸溜所を購入したところから始まりました。その後、1900年にスペインからの独立を助けたアメリカ兵たちの祝杯として「キューバリブレ」が誕生したことをきっかけに、1910年にはバルセロナ工場でボトリングを開始するなどキューバ初の多国籍企業となりました。現在は、12カ国20箇所以上の生産施設を有し、そのブランドは170以上の国や地域で販売されています。
その後、1995年に日本法人としてバカルディ ジャパン株式会社を設立し、「人と人とを結びつけるブランドでありたい」という想いを掲げて多くのイベントなども企画しています。
会社名 | バカルディ ジャパン株式会社 |
創業 | 1995年(日本法人設立) |
所在地 | 東京都渋谷区東3-13-11 A-Place恵比寿東ビル2階 |
公式HP | バカルディ ジャパン株式会社公式ホームページはこちら! |
Dewar’sは1846年にジョン・デュワー氏によって設立されたジョン・デュワー&サンズ社によって造られたブレンデッドスコッチウイスキーブランドです。Dewar’は創業者ジョン・デュワー氏の息子であるジョン・アレクサンダー氏とトーマス・ロバート氏によって世界的地位を確立し、1899年から現在でも人気の高いDewar’sホワイトラベルを発売しました。
“STAY CURIOUS” 「いつも胸に、好奇心を。」をコンセプトに、170年以上に渡り世界中で愛され続けています。
ブランド名 | Dewar’s |
創業 | 1846年 |
販売会社 | バカルディ社 |
公式HP | Dewar’sの公式ホームページはこちら! |
今回のイベントは世界中で人気のある Dewar’s シリーズの一本、Dewar’s 12年がリニューアルされたことを記念して行われたイベントです。
イベントでは、「Dewar’s 12年」を使ったオーソドックスなスタイルのハイボールをはじめ、Dewar’s 12年ならではの味わいを引き立てる個性豊かな5種類のフレーバー・ハイボールを味わうことができました。また、それぞれのフレーバーに合わせたオリジナルのペアリングフィンガーフードも提供されよりハイボールを楽しむことができました。
会場内では、Dewar’s の生みの親である「トミー・デュワー」とともに Dewar’s がハイボールの起源と言われる由縁などの映像コンテンツや、現マスターブレンダーのステファニー・マクラウドがブレンディングのこだわりや製法を説明するブースなど、Dewar’s の魅力をより知ることのできるイベントとなっていました!
開催日時 | 2024年3月27日(水) 13:00~22:00 2024年3月28日(木)〜 3月31日(日)11:00~22:00 |
開催場所 | 六本木ヒルズカフェ/スペース(東京都港区六本木6丁目10-1 六本木ヒルズ ヒルサイド2F) |
参加費 | 入場料500円(税込)ハイボール1杯、フレーバー・ハイボール1種、フィンガーフード1種込 ※追加オーダーは別料金にてお楽しみいただけます |
公式HP | Dewar’s 12年 DISCOVER YOUR HIGHBALLのイベントホームページはこちら! |
新しくなった「Dewar’s 12年」の巨大ボトルが来場者を迎え入れます。今回のリニューアルでは、味わいに加えデザインも透明なボトルに変更され、中のウイスキーが見やすくなるようになりました。
ちなみに、この巨大ボトルでは土台に立つことができるため、多くの来場者が記念に撮影をしていました!
巨大ボトルの横を通り抜けると、目の前に広がるのは橙色に包まれた美しい会場でした。
そして、Dewar’s 12年の芳醇な香りが漂っていました。
看板に目を奪われているとそこに広がるのは、 Dewar’s 12年のボトルの数々でした。
さらになんと今回のイベントでは、入場料に Dewar’s 12年を使用したハイボールが含まれていました!
ハイボールを片手に期待に胸を膨らませながら進みました。
いただいたハイボールでトミー・デュワーさんと「乾杯」すると、映像コンテンツを楽しむことができました。映像では、Dewar’s の生みの親であるトミー・デュワーさんとともに、Dewar’s がハイボールの起源と言われる由縁やトミーさんの好奇心に触れることができました。
Dewar’s の歴史を学びながらリニューアルされた Dewar’s 12年のハイボールを堪能できる、まさに贅沢なひと時でした。
歴史を学んだ後は、Dewar’s が作り出すブレンデッド・スコッチの世界を3つのステップに分かれて堪能することができました!
来場者の皆様は1つ1つ丁寧に映像を確認しながらハイボールを楽しんでいました。
Dewar’s のベースとなるキーモルトの製造所は、アバフェルディ(ハイランド)、ロイヤルブラックラ(ハイランド)、クライゲラキ(スペイサイド)、オルトモア(スペイサイド)、ザ・デヴェロン(スペイサイド)の5種類です。スコットランドの地図で場所とともに確認することができ、この中でも2つのキーモルトに注目しました!
地図にグラスを置く場所と、なんとその蒸溜所について学ぶことができました!
ここは創業者ジョン・デュワーさんの故郷に設立された蒸溜所で、ヴィクトリア朝様式の見事な建物にはウイスキー造りの伝統が息づいています。
ここは英国王室御用達を最初に賜った蒸溜所で、「王のためのウイスキー」と呼ばれるロイヤルブラックラを製造しています。オレンジやアプリコット、紅茶を思わせる香りにフレッシュな柑橘系と草を感じる綺麗な香味が特徴です。
続いて、グラスを天秤に置くと Dewar’s のマスターブレンダー ステファニー・マクラウドさんから Dewar’s の紹介をいただけました。
Dewar’s 12年は、12年以上熟成された40種類以上のウイスキーからなる、時間と手間のかかったウイスキーです。そして、ブレンド後に2度目の熟成を行う「ダブルエイジ製法」という業界でも非常に珍しいプロセスを踏むことで、より滑らかで飲みやすいウイスキーが完成しているそうです。
最後に、コースターの上へグラスを置くと、ステファニーさんの紹介とともにテイスティングを拝見することができました。
ステファニー・マクラウドさんは、 Dewar’s 史上初の女性マスターブレンダーで、インターナショナルウイスキーコンペティションで最優秀マスターブレンダーに2019年から5年連続で選ばれているほど国際的に高く評価される方でした。
Dewar’s 12年で2度目の熟成に使用しているのは「1stフィルバーボンカスク」であり、バーボンウイスキーが熟成された直後の樽です。
そのため、樽に染み込んだバーボンウイスキー特有のバニラ香が Dewar’s 12年に乗ってきます。その結果、バニラの香りや甘み、バランスの取れたなめらかな味わいを堪能することができるのだそうです!
いつものハイボールをちょっと贅沢にする Dewar’s 12年 を使用したオーソドックスなスタイルのハイボールをはじめ、個性豊かな5種類のフレーバー・ハイボールをそれぞれのお好みに合わせて楽しむことができました。
バーカウンターの目の前や後ろ側には、美しいデザインの Dewar’s 12年が飾られていました。
フルーティーがお好みの方からスパイシーさを求める方、今の雰囲気で決める方など、まさに自分好みのハイボールを選べるのがウイスキー好きにはたまりません!
シトラスの華やかな香りのハイボールとともに、ブラックペッパーをきかせつつベーコンの旨みを凝縮したポテトサラダのペアリングメニューです。
原材料 | レモン・ライム・オレンジ |
テイスト | すっきり・爽やか |
傾向 | 気軽に飲みやすいハイボールを飲みたい時に |
バニラの甘い香りと Dewar’s のスッキリ濃厚な味わいのハイボールを、カシューナッツ・くるみ・マシュマロ・レーズンを加えブラックペッパーで仕上げた濃厚チョコとともに堪能できるペアリングメニューです。
原材料 | バニラ |
テイスト | すっきり・甘くない |
傾向 | 濃厚な甘みを感じたい時に |
ピンクペッパーの華やかな香りと生姜のピリッとした味わいのハイボールは、アスパラベーコンの華やかな香りのディル(ハーブの一種)を入れたマスカルポーネとともに包んだ生春巻きが絶妙です。
原材料 | ジンジャー・ピンクペッパー |
テイスト | スパイシー |
傾向 | 刺激的なハイボールを味わいたい特に |
メープルシナモンの香りで Dewar’s の芳醇な甘さが際立つハイボールです。こちらは、スモークサーモンとベシャメルソースをサンドし、アクセントにブルーチーズをのせ焼き上げたクロックムッシュとともに味わうのがおすすめです。
原材料 | メイプル・シナモン |
テイスト | 甘め・香り高い |
傾向 | 繊細で上品な甘さを感じたい時に |
りんごの甘さとバジルの爽快感を楽しむハイボールは、醤油ときび砂糖で甘じょっぱくコーティングしたナッツにガラムマサラをトッピングしたマサラナッツで楽しむのが一押しです。
原材料 | アップルジュース・バジル |
テイスト | 甘め・爽やか |
傾向 | 爽快な飲み口ですっきりしたい時に |
今回は、特別にDewar’sブランドマネージャーの方へ、イベント開催に至った経緯やリニューアルされた Dewar’s について独占インタビューを行いました!
Dear WHISKY:
今回、Dewar’s 12年はどのようにリニューアルされたのですか?
Dewar’sブランドマネージャー:
Dewar’s 12年は、 Dewar’s 初の女性マスターブレンダーになったステファニー・マクラウドさんによってリニューアルされました。
以前の Dewar’s 12年は甘さが際立つブレンドになっていたので、より滑らかな味わいになるようなブレンドに刷新しました。
Dear WHISKY:
Dewar’s 12年は具体的にどのような特徴がありますか?
Dewar’sブランドマネージャー:
まずはボトルのデザインが大きく変わりました。以前のボトルは色付きのボトルだったため、ウイスキーの様子を見ることができなかったのですが、今回のリニューアルで透明なボトルに変えました。
これにより、Dewar’s 12年の美しい琥珀色を楽しむことができるようになりました。
Dear WHISKY:
味わいに関してはいかがですか?
Dewar’sブランドマネージャー:
Dewar’sの製法の特徴としてダブルエイジ製法というものがあります。この製法はウイスキーをブレンドした後、再度樽熟成を行うというものです。
Dewar’s 12年は二回目の熟成の際に、1stフィルのバーボン樽を使うことにより、バニラ香や樽の華やかさをより感じることができるようになっています。
Dear WHISKY:
Dewar’s 12年のおすすめの楽しみ方は何がありますか?
Dewar’sブランドマネージャー:
個人的には、トゥワイスアップ(ウイスキーを先に注ぎ、その後に常温の水を注いで1:1で割る飲み方)がおすすめです。
よりウイスキーの香りが開くため、グラスから立ち昇ってくる香りをじっくり楽しめる大人なウイスキーの楽しみ方だと思います。
Dear WHISKY:
Dewar’s 12年 DISCOVER YOUR HIGHBALLでは、なぜイベント名にもあるように「ハイボール」を押し出しているのでしょうか?
Dewar’sブランドマネージャー:
日本でのハイボール人気の高さです。
日本ではウイスキーの飲み方としてハイボールが比較的人気のため、今回のイベントでも様々なハイボールを提供してより多くの方々に届いてほしいと考えたからです。
Dear WHISKY:
確かに日本でのハイボール人気は海外と比べても顕著ですね!他にも理由はあるのですか?
Dewar’sブランドマネージャー:
Dewar’s がハイボールと相性の良いウイスキーだからです。
Dewar’s は癖が少なくすっきりとした味わいが特徴のウイスキーですので、ハイボールにして食事と合わせて楽しんでいただきやすいと考えました。
Dear WHISKY:
今回のイベントでは、5種のフレーバー・ハイボールがありますが、これを提供しようと考えたの何故ですか?
Dewar’sブランドマネージャー:
Dewar’s 12年は、1本2,500円から3,000円ほどで購入することができ、Dewar’s の中でも手を伸ばしやすい商品に位置しています。
そのため、より多くの人に Dewar’s を楽しんでもらうきっかけとして、フレーバー・ハイボールを提供することにしました。
Dear WHISKY:
甘い香りのするハイボールやスパイシーなハイボールなど多様なハイボールが提供されていますね!
Dewar’sブランドマネージャー:
例えば、アップルバジルハイボールは甘い味わいながらも後味がすっきりとしていて女性でも飲みやすいハイボールです。一方で、こちらのジンジャーペッパーハイボールは少し癖があるものになっており、ピンクペッパーの辛さが良いアクセントとなっているハイボールです。
Dear WHISKY:
今回のイベントを通して、 Dewar’s に興味を持った方々に伝えたいことはありますか?
Dewar’sブランドマネージャー:
ウイスキーを初めて飲む人にとって、やはりウイスキーボトルというのはハードルが少し高い商品だと思います。
だからこそこのイベントを通して、まずはそのようなイメージを払拭して手の伸ばしやすいウイスキーを買っていただいたり、フレーバー・ハイボールなどを飲むことでウイスキーを知っていただきたいです。
Dear WHISKY:
今後の Dewar’s のブランド展開についてお考えになられていることはありますか?
Dewar’sブランドマネージャー:
最近のトレンドで高価格品が売れていますが、デュワーズもプレミアムブランドとしての地位を確立していきたいと思います。
そして何より好奇心を大切にしながら、デュワーズの世界観をより多くの生活者に届けていきたいと思います。
Dear WHISKY:
最後にDear WHISKYの読者にメッセージをお願いします!
Dewar’sブランドマネージャー:
Dewar’s はウイスキーを初めて飲む人にも手に取りやすい商品だと思います。
ぜひスーパーやバーなどで飲んでいただきたいです!そしていつか Dewar’s のファンになってもらったら嬉しい限りです。
以上、「Dewar’s 12年 DISCOVER YOUR HIGHBALL」のイベントレポートでした!
自分の好みに合ったハイボールに出会い、そしてペアリングフードとのマリアージュを堪能できるこのイベントは、1人のウイスキーファンとして楽しいひと時でした。
さらに、Dewar’s ブランドの誕生から現在に至る歴史と世界観を、 Dewar’s の生みの親であるトミー・デュワーさんや Dewar’s 史上初の女性マスターブレンダーであるステファニー・マクラウドさんの映像とともに楽しむことができるのは貴重な経験でした!
皆様もぜひ、リニューアルされた Dewar’s 12年をお手元で堪能してください!