【現地レポート】博物館併設!ノーサンブリアの文化を伝えるアドゲフリン蒸溜所
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千葉県と埼玉県の県境に近く、Jリーグ柏レイソルのホームタウンでも知られる千葉県柏市に、長年日本のウイスキー造りを支えてきたニッカウヰスキー株式会社の柏工場があります。
ニッカウヰスキー株式会社は来年(2024年)で創業90周年を迎えるなど、節目の年が近づいています。そこで今回は、ニッカウヰスキーを支えている柏工場内にあるブレンダー室にお伺いし、取材させていただきましたので、その様子をお送りします!
今回は、現地レポートとしてニッカウヰスキー柏工場の雰囲気や、普段入ることの出来ないブレンダー室などの風景をお伝えします。
工場見学などは受け付けていないため、今回特別に案内していただきました。ここでしか見られない写真や風景などお伝えしていくので、ぜひ一緒に見学する気持ちでご覧ください!
そしてなんと今回は、チーフブレンダー尾崎さんとマーケティング本部ウイスキーアンバサダーの金子さんへもインタビューさせていただきましたので、そちらの記事はこちらよりご覧ください!
【独占インタビュー】ニッカウヰスキーのチーフブレンダー尾崎裕美さんにインタビュー!<第1弾>
【独占インタビュー】ニッカウヰスキーのチーフブレンダー尾崎裕美さんにインタビュー!<第2弾>
【独占インタビュー】ウイスキーアンバサダー金子太郎さんにインタビュー!
昭和9年に北海道余市町の「大日本果汁株式会社」から、ニッカウヰスキーの歴史の幕は開けました。「日本で本物のウイスキーを造りたい」という日本のウイスキーの父、竹鶴政孝氏の「パイオニア精神」「品質第一主義」を今日まで受け継ぎ、ウイスキーをはじめとした酒類事業を行っています。
「お酒のある生活を通して、最高の品質で、お客様にやすらぎ・たのしさを提供し、社会に役立つ」ことを目標に日々取り組んでいます。
これまでの日本のウイスキーを支え、そして未来へ伝統を繋ぐニッカウヰスキーからは目が離せません。
工場名 | ニッカウヰスキー株式会社柏工場 |
製造 | ウイスキー、焼酎、カクテル等ニッカ最大の総合パッケージング工場 |
工場所在地 | 千葉県柏市増尾967番地 |
柏駅から車で約10分ほど走った先にニッカウヰスキー柏工場があります。緑豊かな景色の中にある柏工場は実に穏やかですね!
木々の間を通り抜けるような道になっているのが特徴ですが、これは竹鶴政孝氏の考えによりあえて周りの木々を残したからとのことです。
工場で働く方々とすれ違ったのですが、みなさん青い職服を身にまとって仕事をしていました。
木々に囲まれた道を通り抜けた先にあるのが、ブレンダー室と技術開発センターです。
ブレンダー室には利酒室や分析機器室などがあり、そのほか技術開発部門の部屋などあるそうです!
さっそく潜入させていただきます!
利酒室で特徴的なのが、テーブルの四方に設置されている銀色の装置です。
これはブレンダーがウイスキーのテイスティングをする際に使用するものです。ブレンダーは1日でいくつものサンプルを試飲するため、口に含んだウイスキーを毎回飲み込んでしまうとお酒が回ってしまったり味わいを感じにくくなってしまいます。それを防ぐためにウイスキーを口に含んだ後に飲み込まず、銀色の装置に出すそうです。まさにブレンダー室ならではの設備ですね!
利酒室の入口には、現在販売されている余市や宮城峡・竹鶴などをはじめとしたニッカウヰスキーの歴史を彩るウイスキーが飾られていました。
今では見る事すらできない貴重なボトルが多く、1人のウイスキー好きとしてもたまらない空間でした!
木々に囲まれたブレンダー室の建物の奥に構えていた謎の建物。
こちらはゲストハウスとして使われている建物で、ゲストが食事やお酒を楽しみ、パーティーのような交流の場となっているそうです!
ご案内いただいた方々は建物を見ながら思い出に浸っており、この場所で多くの繋がりが生まれていたのだと感じました。
以上、ニッカウヰスキー柏工場内ブレンダー室の様子を中心にお届けしました!
普段入ることの出来ないブレンダー室に入らせていただいただけではなく、ニッカウヰスキーの歴史を支えていたオールドボトルなど様々なものを拝見でき、貴重な時間となりました。
ちなみにこのブレンダー室をイメージした展示が余市蒸溜所のニッカミュージアムにあるので、余市蒸溜所に行く際は是非ご覧になってみてください!
また、ニッカウヰスキーのチーフブレンダー尾崎さんやウイスキーアンバサダー金子さんにも独占インタビューをさせていただきました。
お二人のウイスキーに携わるきっかけや、ニッカウヰスキーへの想い、そして日本のウイスキーに対する想いなどを伺いました。どちらもここでしか聞くことの出来ないインタビューとなっていますのでぜひご覧ください!