ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ブラックブルは、ダンカンテイラー社が製造・販売するブレンデッドウイスキーです。
ラベルデザインの牛は力強さの象徴であり、骨太で飲みごたえのあるウイスキーをコンセプトにボトリングしています。
アルコール度数が高く、モルトなどの風味がしっかりと感じられるボディのしっかりした銘柄です。
この記事では、ブラックブルの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ブラックブルは、ボトラーズのダンカンテイラー(Duncan Taylor)社が製造・販売するブレンデッドウイスキーです。
ダンカンテイラーではスコットランドの蒸溜所で製造された原酒をボトリングに使用しており、アベラワーやオスロスクが該当します。
高いアルコール度数でボトリングされており、牛のラベルから連想されるとおりの力強い味わいが特徴です。
ブラックブルの歴史と製造方法について見ていきましょう。
ブラックブルは1864年に創業したプレミアムブレンデッドスコッチブランドであり、2009年にダンカンテイラー社が販売権を獲得しています。
ダンカンテイラー社は1938年に創業した家族経営のスコッチウイスキー専門店であり、ニューヨーカーのローゼンバーグ氏に買収されていた過去があります。
2002年にユアン・シャンド氏がダンカンテイラー社を買収したことで、老舗のボトラーズが再びスコットランドの元に戻ってきました。
同社は、世界中の様々な蒸留所のプレミアムカスクを寝かせ、カスクの仲介、カスクの保管と熟成、世界のスコッチウイスキー市場に向けたブレンドとボトルを作り続けています。
ボトラーズのなかでも古酒樽の保有率がナンバーワンであることがダンカンテイラー社の強みです。
豊富な熟成樽の在庫を活かして、ブラックブルはダンカンテイラー社のスコッチウイスキーをブレンドすることによって製造されています。
ダンカンテイラー社は豊富なスコッチウイスキー樽を利用して、複数の蒸溜所の原酒をブレンドさせてブラックブルを製造しています。
具体的な蒸溜所には、アベラワー蒸溜所、オスロスク蒸溜所、グレングラント蒸溜所、グレンマレイ蒸溜所、キャメロンブリッジ蒸溜所の原酒が挙げられます。
冷却濾過、カラーリングを一切しない高いアルコール度数でボトル詰めするのが特徴です。
ダンカンテイラー社の詳細についてはこちらのページにまとめています。
ブラックブルの種類と味わいについて紹介します。
画像引用:https://whisk-e.co.jp/products/blackbullkyloe/
ブラックブル カイローは、バーボン樽とシェリー樽で熟成されたスペイサイドモルトとグレーンウイスキーを使用したブレンデッドウイスキーです。
りんごの爽やかな香りとレーズンとモルトの力強い味わいが感じられ、原料の風味が強く残っているのが特徴です。
カイローとはハイランド牛と呼ばれるスコットランド産の牛のことであり、ブラックブルのスタンダード的立ち位置であることから若い原酒を使用しています。
画像引用:Amazon.co.jp
ブラックブル ピーテッドエディションは、ピート香のある原酒のみを使用したスモーキーな香りが特徴のブラックブルです。
ヨードのような煙とローストナッツのような風味が感じられる、骨太で力強い印象を受けます。
カイローとラベルデザインを比較すると、ブラックブルのロゴの下に「PEATED EDITION」と書かれていることがわかります。
画像引用:https://www.masterofmalt.com/whiskies/black-bull-12-year-old-whisky/
ブラックブル 12年は、12年以上熟成させた原酒のみを使用したブラックブルです。
カイローよりもさらに厚みのある味わいに仕上がっており、クリーミーな余韻があります。
ワンランク上のブラックブルを飲みたい方におすすめです。
画像引用:https://www.kameya.jp/shopdetail/001001000383/
ブラックブル 30年は、古酒樽の保有率に強みを持つダンカンテイラー社から販売されるブラックブルのなかでも最高レベルの熟成年数を持つ銘柄です。
熟成年数の長さから度数の高いウイスキーでありながら口当たりはまろやかであり、プラムやさくらんぼの濃厚な味わいを楽しめます。
最高クラスのブラックブルを飲みたい方はこちらの銘柄を探してみましょう。
ブラックブルのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ブラックブルの力強い味わいは加水しても薄まることはないため、風味を損ねずに爽快感のある味わいに仕上がります。
カイロー、ピーテッドエディションのようなノンエイジの若い原酒のボトルを飲むなら特におすすめの飲み方です。
ハイボールにすると飲みやすいため、ウイスキー初心者の方もブラックブルの力強い味わいを体感できることでしょう。
ブラックブルは、ロックにすることで味わいの変化が楽しめます。
最初はブラックブルの本来の骨太な味わいになりますが、氷が溶けるごとにまろやかな味わいに変化します。
美味しく飲むためのロックの作り方についてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
ブラックブルは、ボトラーズのダンカンテイラー社からリリースされており、ウイスキーに骨太で力強い味わいを求める方におすすめです。
スペイサイドのモルト原酒を中心にブレンドされていますが、甘くて飲みやすいだけでなく厚みのある味わいを楽しめることが魅力になります。
ブラックブルに興味を持った方は、ブラックブル カイローから飲み進めていくのが良いでしょう。