【イベントレポート】ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)2024 授賞式
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世界最大級のカクテルの祭典「ロンドンカクテルウィーク」が、10月12日〜22日の11日間、ロンドンにて開催されました。ロンドンに加え、世界中のバーテンダーがカクテルの聖地ロンドンに集まり、自慢のカクテルを振舞うイベントです。
10月16日(月)には、ロンドン屈指のバーやドリンク業界で活躍する7名の日本人バーテンダーが一夜限りで集まり、「JAPAN NIGHT」が開催されました。
今回Dear WISKYは「JAPAN NIGHT」の発案者で、Kampai Cocktailsで活躍するバーテンダーの岡田隆一郎氏に独占インタビューを行いました。
イベントレポートでは、岡田さんより「JAPAN NIGHT」にかける想いや当日の様子についてお伝えします。
ぜひお楽しみください!
10月12日~22日に行われた世界最大級のカクテルの祭典「ロンドンカクテルウィーク」。
16日に行われたJAPAN NIGHTはロンドンで活躍する日本人バーテンダーが集まり、カクテルを振る舞うスペシャルイベントです。ロンドンの一流バーやイギリスの飲料業界で働いている有名な7人の日本人バーテンダーが一夜限りで集まりました。
カクテルのベースとして、日本独自の蒸留酒である焼酎を使用。日本を代表する焼酎会社の一つであり、定評のある「いいちこ」の生産者でもある三和酒類がイベントに協賛し、新商品の「いいちこ彩天」がイギリスで初めてお披露目され、カクテルに使用されました。
日時 | 2023年10月16日(月)17:00~22:30 |
会場 | Akira Restaurant, 101-111 Kensington High Street, London, W8 5SA |
公式HP | LONDON COCKTAIL WEEK 公式HP JAPAN NIGHT 公式HP |
協賛 | 三和酒類株式会社 |
ロンドンの大学に進学し、経営学を勉強する傍ら、華やかなお酒の世界に興味を持ち、バーでアルバイトを始める。その後ロンドンのトップバーで経験を積み、カクテルの勉強や接客サービスを学ぶ。26歳には日本に帰国し、東京ディズニーランドの会員制フレンチレストランで働き、フロントチームのマネージャーを務める。同時期にワインソムリエの資格も取得。
再びイギリスに戻ると、Kampai Cocktailsというカクテルのケータリングサービスを開始。現在は年間約150件ほどのサービスを行っている。さらに、イギリス初のティースピリッツを開発し、 WICKER BASKETを立ち上げた。
Dear WHISKY:
なぜ「JAPAN NIGHT」を開催しようと思ったのですか?
岡田さん:
イギリスにいる日本人バーテンダーで集まる機会があったのですが、そのときに何かイベントを行いたいと考えていました。イベントをやるなら、ロンドンで一番規模の大きいロンドンカクテルウィークに出店したいと思いました。
Dear WHISKY:
なぜ焼酎をベースにしたカクテルを作ろうと思ったのですか?
岡田さん:
カクテルの聖地であるロンドンで、日本人が集まってカクテルを作るというイベントなので、日本のお酒を使いたいという想いがありました。
引用:https://www.iichiko.co.jp/products/9.html
Dear WHISKY:
焼酎はどのメーカーの物を使用しているのですか?
岡田さん:
三和酒類の「iichiko」の焼酎を使用しています。今回は「いいちこシルエット」と海外向けの新商品「iichiko彩天」という焼酎を使いました。「いいちこシルエット」はアルコール度数が25%、「iichiko彩天」は43%です。焼酎の多くは20%程度のアルコール度数ですが、カクテルを作る上で、ベーススピリッツのアルコール度数は40%程度のものが多いので、「iichiko彩天」はカクテルにも使いやすかったです。
Dear WHISKY:
岡田さんはどのようなカクテルを作られたのですか?
岡田さん:
三和酒類の新商品である「TUMUGI」という麹を使ったスピリッツを使用したカクテルです。ほうじ茶をインフュージョンした「TUMUGI」、小豆をインフュージョンしたカンパリ、栗のリキュールを使い、ネグローニのようなカクテルを作りました。「秋」という名前のカクテルです。
引用:https://www.sanwa-shurui.co.jp/brand/53-104.html
Dear WHISKY:
当日はどのような様子だったのでしょうか?
岡田さん:
非常にたくさんのお客様に来ていただきました。用意したお酒がほとんど無くなってしまい、終盤にはiichikoのハイボールしかお出しできませんでした。多くの方に来ていただいた満足感で一杯です。ニューヨークで活躍されている後藤健太さんや伝説のバーテンダーと言われるピーター・ドレリさん、他にも著名なバーテンダーの方々がいらっしゃっいました。
Dear WHISKY:
今後も JAPAN NIGHT のような日本人バーテンダーとの企画を考えているのでしょうか?
岡田さん:
もちろんです。現在イベントが終わったばかりですが、このようなイベントは率先して開催していきたいです。海外で、日本人が日本のお酒を使ったカクテルを作るというイベントはやはり大きなインパクトがあると思います。
以上岡田さんインタビュー第1弾でした!
「JAPAN NIGHT」にかける岡田さんの想いをお伺いしました。イギリスで活躍する日本人のバーテンダーに今後も注目していきたいですね!
次回はインタビュー編第2弾として、岡田さんのこれまでの歩みやティースピリッツの開発秘話についてお伺いしました!
ぜひ第2弾もお楽しみください!