キルホーマン マキヤーベイとは? 熟成樽由来のこだわりの味わい、おすすめの飲み方
- ウイスキー銘柄
リージェント(LEGENT)は、ジムビームのマスター・ディスティラーとサントリーのチーフブレンダーのコラボボトルのバーボンウイスキーです。
バーボンを再定義するバーボンというコンセプトで、これまでのバーボンウイスキーの常識を覆す商品となっています。
シェリー樽やワイン樽の風味も味わえる、これまでにない複雑な味わいのバーボンウイスキーです。
この記事では、リージェントの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
リージェントは、サントリーが2023年12月5日から販売を開始した日本初上陸のバーボンウイスキーです。
ワインの味わい方では一般的なスワリングを楽しむウイスキーであり、香りが魅力的なバーボンとなっています。
リージェントはその製法からシェリー樽やワイン樽由来の風味が味わえるバーボンとなっており、複層的な風味を楽しめる銘柄です。
リージェントの概要と製造方法を見ていきましょう。
リージェントは、ジムビーム蒸溜所の7代目マスターディスティラーであるフレッド・ノウと、サントリー5代目のチーフブレンダーである福與伸二が関わる、日米のコラボレーションボトルです。
アメリカでは2019年から発売を開始しており、日本での発売は2023年となり、数量限定の販売です。
名前の由来は「Legend(伝説)」+「Allegiance(誠実)」を組み合わせた造語であり、2人の伝説の人物達が誠実にウイスキーに向き合うことをスローガンにしたブランドといえます。
バーボンを再定義するバーボンというコンセプトを掲げており、従来のバーボンでは行わない製法を用いて造られています。
アメリカのウイスキーの製造技術と、日本のウイスキーのブレンド技術、2つの技術の融合によって生み出されるバーボンです。
リージェントは、従来のバーボンウイスキーと同様にバーボン樽で熟成された原酒を使用し、その原酒をフレンチオークの赤ワイン樽に移し替えます。
夏を2回迎える期間熟成させることで、従来のバーボンにはない濃厚なフルーティーさが加わります。
その後、スパニッシュオークのシェリー樽で後熟させ、バーボン樽から2度の樽の移し替えを行う銘柄です。
一般的にカスクフィニッシュと呼ばれる製法であり、スコッチやジャパニーズウイスキーではよく見られる製法ではありますが、バーボン樽で取り入れているのは珍しいです。
そのため、従来のバーボンでは味わえない複層的な風味が味わえるウイスキーとなっています。
ウイスキー樽の種類についてはこちらの記事で紹介しています。
リージェントは1種類しかないため、味わいを詳しく紹介していきます。
画像引用:https://www.suntory.co.jp/news/article/14461.html
リージェントは、バーボン樽で熟成された原酒を、ワイン樽、シェリー樽で後熟させたバーボンウイスキーです。
バニラ、キャラメルのフレーバーの熟成感がある樽の香りが感じられ、ドライフルーツを思わせるフルーティーさもあります。
レーズン、ナツメヤシを思わせる濃厚な果実の風味と、シナモンのスパイシーな味わいが特徴的です。
いつまでも浸っていられる心地よい余韻が続いていきます。
バーボン樽の香りや風味をベースに、ワイン樽、シェリー樽で熟成された主張のある味わいが特徴であり、ウイスキーの香りを楽しみたい方から、バーボン初心者までおすすめできるボトルです。
リージェントのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
リージェントを飲む場合は、ワイングラス、またはテイスティンググラスを用意すると、スワリングでウイスキーを味わえます。
テーブルの上にグラスを固定し、反時計回りにゆっくりと回すと、香りが引き立ち、リージェントの豊かな味わいをダイレクトに楽しめます。
リージェントを飲むなら実践して欲しい飲み方となっているため、まずはストレートで何も加えずに香りから味わってみましょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件についてはこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
リージェントでは公式サイトで特殊な形でロックのような大きな丸氷を使用して、ウイスキーの風味を楽しむことを推奨しています。
やり方は、グラスに大きめの氷を入れてスワリングさせ、グラスの表面が曇ってきたタイミングで氷を取り出しましょう。
氷を取り出して液体が常温に変化すると、味わいがよりまろやかになり、リージェントの新たな魅力を発見できます。
もちろん、通常のロックグラスでロックを楽しむのもおすすめであり、ストレート・ロックなど加水をしない飲み方が向いています。
ロックの美味しい作り方とポイントについてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
リージェントは、バーボンウイスキーですが日本の技術と、赤ワイン樽・シェリー樽の熟成により、従来のバーボンとは異なる魅力を持つウイスキーです。
スコッチ以外は基本的に飲まない方でシェリー樽熟成のウイスキーが好きな方にとっても飲みやすいバーボンといえます。
ワインのように楽しめることから、ワインが好きでウイスキーはあまり飲んだことがない初心者の方にもおすすめです。