【イベントレポート】ウイスキートーク福岡 2023＜第4弾＞

2023年6月11日（日）福岡県の博多国際展示場&カンファレンスセンターにて開催された「ウイスキートーク福岡 2023」を取材させていただきました！

今回はイベントレポート第4弾として、イベントに出展した各ブースのおすすめウイスキーをご紹介いたします！
全国各地の蒸溜所・ボトラー・インポーターが集まり、自慢のウイスキーを持ち寄りました。
それぞれのブースで個性的なウイスキーが多く提供されていたのでその一部をお伝えします！

第1弾の記事では、会場の様子や来場者・実行委員会の方へのインタビューをお伝えしました！また、第2弾と第3弾の記事では、イベント内で開催されたセミナーの様子、豪華ゲストを迎えて行われたトークセッションの様子をお伝えしています！
まだご覧になられていない方は、こちらも是非併せてお読みください！

株式会社サクラオB&D　桜尾蒸溜所

桜尾蒸溜所は株式会社サクラオB&D（旧：中国醸造株式会社）の創業100年の節目に設立された蒸溜所です。地元・広島や瀬戸内の豊富な資源を生かしながらウイスキー造りに邁進する蒸溜所です。

ウイスキー

桜尾蒸溜所は株式会社サクラオB&D（旧：中国醸造株式会社）の創業100年の節目に設立された蒸溜所です。地元・広島や瀬戸内の豊富な資源を生かしながらウイスキー造りに邁進する蒸溜所です。
桜尾蒸溜所のブースでは、桜尾（写真中央）、桜尾のシェリーカスク（写真右）、戸河内（写真左）の3種類のウイスキーを試飲することができました。
桜尾シリーズには創業の地・桜尾にある貯蔵庫で熟成した原酒が使用されており、瀬戸内海から届く潮気を感じることができました。
戸河内は緑豊かな森と清流に囲まれた戸河内貯蔵庫で熟成された原酒が使用されています。やわらかな甘味とスムースな口当たりの洗練されたウイスキーでした。

シングルモルト桜尾、シングルモルト戸河内

ジン

桜尾といえばジンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
今回のイベントのブースでは3種類のジンを試飲することができました。（写真左：桜尾ジンリミテッド、写真中央：桜尾ジンオリジナル、写真右：桜尾ジンホワイトハーブス）
「桜尾ジンホワイトハーブス」は、2023年3月の設立5周年記念に数量限定リリースされたジンです。SNSで「飲む花束」と話題にもなった目の前に花束があるかのようなフローラルな香りがとても衝撃的でした！

桜尾ジンシリーズ

ガイアフロー株式会社

ガイアフロー株式会社は、ブラックアダー・アムルット・ハイランドクイーンなどを中心に世界中から上質なウイスキーを輸入しているインポーターであり、自社の蒸溜所（静岡蒸溜所）も保有し、ウイスキー造りも行われている造り手でもあります。

「ハイランドクイーン　マジェスティ シングルモルト 12年」

ガイアフローのブースでは、古き良きスコッチウイスキーの伝統に忠実なブランド「ハイランドクイーン」からリニューアルされたシングルモルトラインナップ「マジェスティ」シリーズの「マジェスティ シングルモルト 12年を試飲しました！
12年以上熟成させた原酒による甘くなめらかで心地よい余韻を感じることができました。

ハイランドクイーン　マジェスティ シングルモルト 12年（写真中央、左から3本目）

レミーコアントロージャパン

レミーコアントローは「比類なき個性とクラフツマンシップ」という共通の哲学のもと多くのスピリッツのブランドを展開しています。

「ウエストランド　ソラムエディション1」

「ウエストランド ソラムエディション1」はアメリカのワシントン州産のピートを使用したピーテッドのシングルモルトウイスキーです。
アメリカ国内産のピートを使用したアメリカンウイスキーはこのウイスキーが初めてとのことです。アメリカン・ピートの進化を体現した注目のウイスキーとなっています！
2023年8月発売の新商品とのことですので是非チェックしてみてください！

ウエストランド　ソラムエディション1

有限会社エイコーン

エイコーンさんはスコッチ・シングルモルトをメインに、こだわりのスピリッツ(蒸留酒)を多数取り揃えるインポーターであり、オリジナルボトルのボトリングの行っているボトラーでもあります。

「エイコーン カスクストレングスコレクション　LOCH BRORA 11年」

エイコーンさんのブースでは、クライヌリッシュ蒸溜所の原酒を使用したエイコーンオリジナルのカスクストレングスセレクションのウイスキーを試飲することができました。
こちらのボトルはクライヌリッシュ蒸溜所の原酒を使用しており、クライヌリッシュ蒸溜所の特徴である麦芽の甘さに、柑橘類のフルーティな風味、心地よい樽の風味を感じる本当に上品なウイスキーでした！

エイコーン カスクストレングスコレクション　LOCH BRORA 11年

「インチガワー2010 11年」

こちらのボトルは、現在活躍中の日本人アーティストの作品に焦点を当てた好評シリーズ「ラ・グラン・ギャラリー」シリーズからの1本です。幸せを呼ぶ人形Cyanie DollのデザイナーであるCHIKA YOKOTA氏の作品がボトルにデザインされています。
柑橘類のフレッシュさを感じつつほのかにスパイシーな香りが残るバランスのとれた味わいでした！

インチガワー2010 11年

リカーズハセガワ

JR東京駅八重洲地下街に本店を構え、シングルモルトを中心に世界中の魅力のあるお酒を輸入しているインポーターです。

「キュロモルト」

ウイスキーイベントではお馴染みのリカーズハセガワさんのブースでは、フィンランドのライウイスキー「キュロモルト」を試飲することができました。
繊細にスモークされたライ麦を100％使用してつくられたライウイスキーで、ライ麦由来の独特の香ばしさとスパイシーさがとても印象的でした！

フィンランドのライウイスキー 「キュロモルト」

また、キュロモルトに関する記事はDear WHISKYで過去に公開していますので是非そちらもご覧ください！
キュロモルトに関する記事はこちらから！

RUDDER

高品質なスピリッツを取り扱うインポーターであり、プライベートボトルを提供するボトラーズでもあるRUDDERさんのブースでは、おすすめのボトル2種類を試飲させていただきました！

「グレンウィヴィス 2018 VINTAGE BATCH2」

グレンウィヴィス蒸溜所は、歴史上固有名詞が確認できる最古の蒸溜所と言われる1784年まで存在したフェリントッシュ蒸溜所の系譜に連なり、2015年に設立された蒸溜所です。
蒸溜所名は、同じ系譜を持ち1926年に閉鎖されたベンウィヴィスとグレンスキアックの両蒸溜所に由来するそうです。
甘くフルーティな香りが最大限に引き出された素敵なウイスキーでした！
蒸溜所初となるメジャー・リリースが日本でも2023年6月より販売開始となりました。

グレンウィヴィス 2018 VINTAGE BATCH2

「ザ・モルトマン　ベンネヴィス　9年」

RUDDERさんのプライベートボトルからは、「ザ・モルトマン ベンネヴィス 9年」を試飲させていただきました。
フルーティな香味から日本のウィスキー愛飲家からも馴染みが深いベンネヴィス蒸溜所の9年熟成の原酒を使用した1本です。ベンネヴィスの特徴であるフルーティな香味と余韻の深みがとても印象的でした！

ザ・モルトマン　ベンネヴィス　9年（写真中央、右から3本目）

ペルノリカールジャパン

ペルノリカールは、ウイスキーだけでなくワイン、スピリッツ、リキュール、シャンパーニュ、コニャックなど、豊富な種類の上質なお酒を販売する世界のスピリッツ＆ワイン市場のリーディングカンパニーです。

「シーバスリーガル　ミズナラ　12年」

「シーバスリーガル ミズナラ 12年」は日本原産のミズナラ樽をシーバスリーガルで初めて使用した、日本限定販売の特別なウイスキーです。
シーバスリーガルの芳醇な香りとなめらかな口当たりに、ミズナラ樽由来の繊細でほのかにスパイシーな風味が絶妙にマッチした素敵なウイスキーでした！

シーバスリーガル　ミズナラ　12年

「季の美」

ペルノリカールジャパンさんのブースでは、人気沸騰中の京都蒸溜所で造られる国産ジン「季の美」も注目を集めていました。
季の美はボタニカルに玉露や柚子、檜や山椒など日本ならではの素材を積極的に取り入れているジンとなっています。
雑味が無くすっきりとした味わいで、とても飲みやすいジンでした！

ジャパニーズジン・「季の美」シリーズ

最後に

以上、ウイスキートーク福岡でのブース紹介でした！
全てのブースを紹介することはできませんでしたが、今回紹介したブース以外にも多くのブースが魅力的なウイスキーを持ち寄り注目を集めていました。
次回のウイスキートーク福岡は2024年6月9日にマリンメッセ福岡で開催される予定となっています！
少しでもご興味のある方は是非会場へ足を運んでみてください！
ベテランのウイスキー愛飲家から、ウイスキーを飲み始めたばかりの方まで全員楽しめること間違いなしのイベントです。

全4弾に渡るイベントレポートをご覧いただきありがとうございました。
これからもDear WHISKYでは多くのウイスキーイベントを取材していく予定です！
次回のイベントレポートもお楽しみにお待ちください！